エマイユを観に行きませんか?

現代日本のエマイユジュエリーの第一人者とも言える、中嶋邦夫さんからご案内をいただきました。

エマイユの煌き(チラシ表)

名古屋にあるヤマザキマザック美術館でエマイユのジュエリーや工芸品を集めた展覧会が催されるそうです。

エマイユの煌き(チラシ裏)

中嶋邦夫さんのエマイユジュエリーはもちろん、アールヌーボーの時代に活躍したジョルジュ・フーケのエマイユジュエリーや、ブシュロンなど一流ブランドが当時手がけたアンティークと呼べるエマイユジュエリーも展示されるようです。

エマイユというと馴染みがないと聞こえるかもしれませんが、日本では「七宝」と呼ばれる工芸技法のことです。
七宝と聞いてまず頭に浮かんでしまうのは、土産物屋さんに並んだブローチなど、年配向けのアクセサリーであったり、趣味の七宝教室などの習い事イメージだったりするかもしれませんが、素晴らしいエマイユジュエリーは目からウロコできっと魅了されると思います。
豪奢な宝石だけでは表現できない、また別物の美しさ、華やかさ、密やかさがあります。

ジュエリーの他にも、清水坂三年坂美術館収蔵の並河靖之作 品などの工芸品も展示されるようです。1878年のパリ万博で日本の金工や七宝なども含めた工芸作品が数々出品され、その日本独特の意匠、細やかな細工が 欧米人を驚かせたそうですが、その中に並河の作品も含まれていました。細密な有線七宝で気の遠くなるような細かな細工の超絶技法の七宝作品は一見の価値お おいに有りです。

もともと愛知では「尾張七宝」といって地場産業として七宝は盛んだったようです。

今もそれを引き継いでいる工房もいくつかあり、私共の制作するジュエリーと工芸品という違いはあっても、同じく技術を受け継ぎさらに磨いていくということでは共感するものがあります。

4月24日から8月26日までと展示期間も長いので、時間を作り観に行かせていただこうと考えております。

お近くの方は是非御覧ください。