「アトリエのおはなし」カテゴリーアーカイブ

アトリエの歴史や出来事、制作での側面的出来事など全般を書き留めております。

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じゅえりに関する様々な情報を発信してまいりますので、今後とも、HIROUMIオートクチュールジュエリーブログをご愛読いただけますよう宜しくお願いいたします♪

三越 日本橋本店 HIROUMI マリッジコレクション取り扱い開始

HIROUMIとのコラボレーションマリッジをお取り扱いいただいておりました、東京日本橋 三越本店におきまして、この度『HIROUMI マリッジコレクション』『HIROUMI ハーフエタニティーリング』もお取り扱いいただくことになりました。

既存の、三越オリジナルブランド、ヴァナディスとのコラボレーションマリッジリングと、HIROUMI マリッジコレクション、HIROUMI ハーフエタニティーリングと、HIROUMIのブライダルに関する指輪では日本で一番多くの品揃えとなりました。

マリッジ&ハーフエタ2

いままでは、首都圏及び関東エリアでのお取り扱い店がございませんで、首都圏のお客様からのお問い合わせにお応えできずに大変申し訳なく思っておりましたが、これで一番お問い合わせも多い首都圏のお客様にも実際にお手に取ってご覧いただけることとなりました。

また、日本で一番歴史のある百貨店である日本橋三越本店でお取り扱いいただけるということは、それだけでも私共のジュエリーは高品質と認めていただけた証しのような心持がいたします。

売り場は落ち着いてゆっくりとマリッジ選びをしていただける雰囲気となっています。

また、まだご結婚予定はない方も、近い将来の備えに、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださり、まずは指通りの違いをご経験くださいませ。

皆様のお運びをお願い申し上げます。

 

日本橋三越本店  本館6階 宝石サロン

〒103-8001東京都中央区日本橋室町1-4-1 ℡ 03-3274-8828

(交通) 地下鉄銀座線 三越前駅下車

地図はこちら

日本橋三越本店

資料請求

プラチナ・ギルド・インターナショナル賞を受賞しました

この度、JJAジュエリーデザインアワード2013に初出品いたしまして、『プラチナ・ギルド・インターナショナル賞』を受賞いたしました。

ジャパンジュエリーフェア2013授賞式1

日頃から、プラチナにこだわって制作をしておりますので、この賞は私共にとってとても嬉しい賞でございます。関係者の皆様、誠にありがとうございました。

アクアマリンペンダント
HIROUMIと言えば、制作へのこだわりを前面に出しておりますし、「生真面目な」、「正統派の」、「オーソドックスな」、ジュエリーを作りそうなイメージを持たれがちかと思いますので、このデザインは意外だったかもしれませんね。
実は遊び心もジュエリーには大切な要素だと考えています。身に着けてくださる方も楽しんでいただけ、それを目にしてくださった方も楽しくなるようなジュエリー。

心が躍るような、ウキウキ、ワクワクをもたらしてくれるのもジュエリーの大切なお役目です。

この『プラネットネックレス』と名付けたネックレスも、ユニークなデザインにもかかわらず、作りはパーツを一つづつ作り、裏の裏まで手を掛けた本格的な作りで、まさに大人の遊び心にあふれたネックレスに仕立てております。

作品は授賞式(東京・ジャパンジュエリーフェア2013)で、モデルさんが着けてくださいました。

その様子を少しではございますが動画でご覧いただけます。

他にも受賞作品は以下の場所で展示される予定です。

2013年9月13日(金) ~ 17日(火)

香港ジュエリー&ジェムフェア2013にて

香港コンベンションアンドエキシビジョンセンター ホール3 JJA広報ブース

 

2013年10月20日(日)~11月4日(月・祝) 

箱根ラリック美術館にて

神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186-1
URL: http://www.lalique-museum.com

香港は少し遠いですが、とてもいい季節の箱根に足を延ばされる機会がありましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ。

HIROUMI マリッジ パンフレットリニューアル♪

たいへん長らくお待たせいたしました!

hiroumi新カタログ
ずいぶん時間を掛けてしまいましたが、マリッジリングのパンフレットが完成いたしました♪
最新モデルの、collection No.8まで、それぞれのモデルについて、詳しく解説をしながらご紹介をいたしております。
「パンフレットだけでも、一度見てみたいな」というご希望大歓迎でございます。

『資料請求/カタログのお取り寄せ』より、資料のご請求をお願いいたします。
今ならば、『マリッジ制作の過程を動画でご紹介したDVD』をセットにしてお送りいたしております。
どうぞ、お気軽にお申し込みくださいませ。お待ちいたしております♪

HIROUMI ホームページをリニューアルしました

HIROUMI のホームページを全面的にリニューアルしました。

hiroumi

私共に興味を持ってくださり、せっかくお越しくださった皆様に、より美しく、よりわかりやすく、より豊富な情報を心がけて、楽しくご覧いただけるようなものを心がけました。

ご感想はいかがでしょうか?
フェイスブックの「いいね!」や、ツイッターにもアクセスが簡単に出来る仕様になりましたので、どうぞ皆さまの声をお聞かせいただけたらと存じます。
「いいね!」をいただくと、大変喜びます♪

HIROUMIのアーカイブ

昭和5年からつづくアトリエヒロウミでは、初代が作り上げた過去の遺産が数多く残されています。

遺産といっても、私共の宝と考えているものは、確かな技術力で作り上げたジュエリーの型。
デザインと単純に呼ぶのでは表面的な形のことだけのようで、軽くなってしまうような気がして、ちょっと違和感があります。

ジュエリーの型は、姿を作り上げるための「組み立て・構造」も含めてのことだと考えます。
ひとつ、ひとつ、パーツを作り、寄せ、組み立てて、ひとつの姿にしていく過程を経て、現れるものです。
この写真は、アトリエヒロウミの大いなる遺産。初代が残した石膏型です。

初代が制作したジュエリー型
初代が制作したジュエリー型

 

作ったリングはすべてお客様に納められ、現品はひとつも残っていませんが、様々な石膏型が残されております。
初代が現役で仕事をしていたころを私どもは目にしておりませんが、残されていた石膏型から、初代の仕事がどのようなものであったかが伺い知れます。

ぱっと見てもわかりにくいかと思いますが、このリングはパーツの組み合わせ、曲線のつけ方、立体的な組み立て、すべてにおいて現在店頭に並んでいるものではお目にかかることのない複雑な構造となっています。

現代では形作る手法として手作り以外に、「CAD」「光造形」「切削機」と最先端の技法が多く取り入れられておりますが、ジュエリーはとても小さな世界に多 くの曲線が組み合わさり出来上がっておりますので、微妙な曲線の再現など美しく仕上げようと思えば手仕事でしかできないことが現代でもとても多くなりま す。

ですから多くの技術が発展した現代でも高度な手仕事は絶やしてはいけないと感じる次第です。

ジュエリーの撮影

ジュエリーカメラマン(大阪)本日とあるジュエリーの撮影をプロの「ジュエリーカメラマン」さんにお願いしておりました。
私共と同じく、ジュエリーに対して真摯でやさしく向き合ってくださるので安心してお任せ出来ます。

東の○○さん、西の○○さんと言った感じでしょうか(^^)

撮影後にホコリが~!なんてことはもちろん一回もございません。
それどころか、
カメラマン「こんなバックでこういったアングルいいんじゃない?」と言われ、私「いいですね~」。
カメラマン「こんなのもいいですよね」、私「お!それもいいですね~」
と、言った具合でジュエリーの顔というのでしょうか、その作品がもっているものをしっかり捉えてくださるので、どのアングルで撮影してもらうか逆に悩んでしまうくらい。

で、結局最後は方向性だけ伝えておまかせになってしまうのですが、いつも仕上がりは私が見ているそのものをそのまま捉えてくれている感じです。

具体的にジュエリーを制作するのはもちろん私達ですが、私共が見ている感覚的なものを写真に写すにはかなり大変らしく、それを可能にするには同じ目線でジュエリーを見てくださっているカメラマンさんの力が不可欠です。

これからも一緒に良い作品を創り出して行きましょうね☆

ハーフエタニティの魅力

ハーフエタニティ彫留め

展示会を前にまた一本ハーフエタニティリングが完成しました。
この何とも言えないスマートなリングが好きでつい細部までこだわって作りこんでしまいます。
シンプルなリングなのに作り込むところがあるのかと思われるかもしれませんが、シンプルというのは余計なものをすべて削ぎ落とし、魅力のある部分だけを残して出来上がったものですので、こういったデザインでは僅かな気の緩みが仕上がりを左右してしまいます。
リング幅に最適な大きさのダイヤモンドを選び、プラチナリングに等間隔に埋め込んでいきます。
そうするとダイヤモンドをセットした穴が裏側に丸く空くのですが、そのままではあまりにも味気ないですのでその丸穴にも細工を施していきます。

ヘーフエタニティの裏取り

いろいろな形に細工できるのですが、私はこの流れるような柔らかな雰囲気が好きなので丸穴を『木の葉型』に加工いたしました。
さらに穴の中を磨き上げることで、明るく輝き裏から見てもダイヤの美しさがより際立ちます。
せっかくダイヤモンドを埋め込んでいるのですから、表から見るだけではもったいないですよね。
この穴加工のことを「裏どり」といい、良質なアンティークジュエリーでは時々目にします。
美術館などでティアラなど展示されていましたら、ぜひ側面や裏側からもそっと覗いてみてください。
きっと同じような加工が施されていますよ☆

・ハーフエタニティリングのページはこちら

・こちらの店舗で手にとってご覧いただけます。
九州 ジュエリーミーテ
関西 仲庭(現在仮店舗)

結婚指輪の新作情報

結婚指輪の新作情報です☆
「HIROUMI」が制作しておりますマリッジリング(結婚指輪)のコレクションから、新モデルが2ペア誕生いたします。
なんと!新モデルの登場は一年七ヵ月ぶりとなります。

もっと新作を定期的に出せばいいのにと思われる方もおられるかと思いますが、本当に皆様にご紹介したいと思うものが出来ない限りHIROUMIでは安易に新モデルを追加しないようにしております。
そして、廃番も出さないようにしております。

それは一点一点を大事にしているからこその想いです。

新作は2013年2月15日から販売開始です。

collectionNo.7、collectionNo.8。

間もなく新作の写真もご用意が出来ますので、こうご期待くださいませ☆

2013年謹賀新年

あけましておめでとうございます。
ついに2013年になりましたね。
31日の夜から初詣にお出かけになられた方も多いのではないでしょうか。
一年の計は元旦にありと申します。
みなさんはどんな一年を思い描いたでしょうか。

早いもので私どもがブライダルを発表してから3年と4ヶ月が経ちました。
今までに多くの方に選んでいただけて本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。

本年は新たなモデルの追加も計画しております。
みなさんの大切な記念日に選んでいただける価値のあるリングを、これからも真摯に制作していきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2013謹賀新年

時効硬化

今日は海外から送ってもらった工具を作業机に取り付けておりました。
これでまた新しい作業をすることができます☆

他にも本日は当アトリエでは珍しい作業を行なっておりました。
シルバーの硬化処理です。
お世話になっている方からシルバーで作ってもらいたい物があるということで、依頼された品を作っておりました。
(通常シルバーの取り扱いはしておりませんのでご了承下さいませ。)

今回は鋳造という方法で制作したのですが、どうしても他の貴金属に比べるとシルバーは柔らかいので、使用方法によってはすぐに曲がってしまうことがあります。

そこで、シルバーを固くするため「時効硬化」を行いました。
電気釜を一定の温度にして、一定時間熱すると、あら不思議!倍ほどの硬さになるんです。
(品物にはボカシを入れております。)

シルバーとは思えない硬さです。
これでお使いいただいても曲がらないでしょう。
ちょっとした配慮なんですが大切なことですよね。

今ジュエリーの業界では多くの工程が分業化されており、加工、石留め、キャスト、・・・と別れております。
しかし、それでは「知識」も「道具」も分散されてしまいます。
そうなると、自由に作り手の意志を作品に反映させることができなくなってしまいます。
これが、分業化させず可能な限りアトリエ内で作業をできるようにしようと思った理由の一つでもあります。

最近、様々な道具を追加し研究などしていたのも同じ理由です。
よりよいジュエリーを生み出するように、これからもアトリエヒロウミはがんばりますよ☆
時効硬化&輸入工具

更新してなくとも、鋭意制作中です☆

さて、気が付けばもう11月です。
前回のブログ更新から2ヶ月もたってしまいました(^_^;)

決しておさぼりしていたわけではなく(汗)、皆様よりご依頼頂きました品物や、アトリエ作品の制作、更には新しい道具を導入して新たな作り方の研究などに明け暮れておりました。

特に新しい道具などは導入すると使い方の研究に時間がかかってしまいます。
どんな便利な道具でも、使い方は自分たちで研究しなければなりませんので、それがちょっと大変なんですね。
特に土日は徹夜で研究事に没頭する日々です。

常によりよいものを皆様にお届けできるように日々努めております。
お待ちいただいている皆様、ただいま鋭意製作中ですのでどうぞご期待くださいませ(^^)

エマイユを堪能してきました♪

以前このブログでもご紹介していましたが、名古屋にあるヤマザキマザック美術館で催されている『エマイユの煌き アール・ヌーボーの華』と銘打たれた、七宝の工芸品やアンティークジュエリー、そして現代のエマイユジュエリーの展覧会を観に行って来ました。

エマイユの煌き(HIROUMI)

日本でのエマイユジュエリーの第一人者で、今回も数多くの作品を展示されていらっしゃる中嶋邦夫先生がわざわざ東京からお越し下さいまして、若手のエマイユジュエリー界のホープ、ミノワダジュエリークラフトご一行、神戸の隠れ家アンティークショップ・キコアンティークスさんも結集して下さいまして・・・

大変贅沢にも中嶋邦夫先生の生ガイドツアー!!!という最高の鑑賞会となりました。

ジュエリーだけではなく、七宝工芸もアンティークも含めてご造詣の深い中嶋先生のエマイユ(七宝)の解説にエマイユに対する理解がより一層深まりました。

私共の作っているジュエリーは、貴金属と宝石のものが主になりますが、エマイユにも大変魅力を感じています。

自分たちで七宝を入れるのは至難の技なので、いつかエマイユジュエラーさんとコラボレーションでHIROUMIエマイユジュエリーも作ってみたいなぁ・・・と、夢は膨らみます♪

展覧会の会期は、8月26日(日)までですので、お近くの方は是非ご覧になってください♪

常設の家具などもとても素晴らしいものが揃ったアンティークファン必見な美術館でした。

エールの交換♪

親しくしていただいてる職人仲間のTさんが数年ぶりにアトリエにお立ち寄り下さいました。

意見交換会

写真はお互いの作ったものを見せ合っているところです。
職人同士だと言葉を多くして説明せずとも、作りを見て、仕上がりをみて、どこにどういった工夫があるのか、ここは苦心しただろうということがツブサに伝わるものです。
和やかに見えても緊張感いっぱいです。(笑)

作る手法は異なっていても、技術をより向上していきたいという想いは同じです。
驕らず、真摯に、より一層の仕上がりを目指して、また次に会う時まで技術を高め続けながら進化していきたいと思います。

プラチナセミナーの講師を務めました

先日アトリエヒロウミ三代目・廣海貴晴がプラチナ・ギルド・インターナショナルで行われた女性誌編集者、ジュエリージャーナリストの方々にお越しいただいての「プラチナセミナー」の講師を務めさせていただきました。

プラチナギルドセミナー講師

プラチナ・ギルド・インターナショナル(PGI)は、プラチナの価値を消費者にお伝えしたり、プラチナジュエリーの普及に努めている機関です。
日本では1970年代より活動されているので、『プラチナは永遠の輝き』といったPGIの広告に使われるコピーは、日本においてもすでに広く知られているかと思います。

今回はプラチナジュエリーを制作する立場から、プラチナの優位性を話して下さいということで、貴金属加工職人である三代目にお声がかかり、それならばとお引き受けした次第です。

当アトリエで制作しているジュエリーの多くはプラチナ950製です。
加工する立場からも、ジュエリー制作においてプラチナは欠かせない大切な素材です。

プラチナの特性としまして、『変色しない』、『経年変化が無い』などございます。
加工においては、『伸展性が良いので、細い線や繊細な加工(表現)がしやすい』などがあります。

プラチナは、純プラチナ(Pt999)の状態では非常に柔らかい貴金属です。
そこに割金を加えてPt950などに純度を変えて硬くして加工や日常使用に耐えられる硬さにします。
プラチナジュエリーの魅力や特徴に加えて、そういったプラチナの特性も実際に触れて感じていただけるように、純プラチナの板や割金を加えて特別に硬くしたPt950の線材など、比較していただくための材料や動画などもご用意して職人目線のプラチナのお話しもさせていただきました。

普段は彫金机に向かい、ほとんどしゃべることもなく黙々と作っている三代目ですので、流暢とはいきませんでしたが、思いの丈はすべてお話しさせていただいて参りました。

一般の消費者の皆様へ情報の橋渡しをしてくださる編集者、ジャーナリストの方々にプラチナ及びプラチナジュエリーに対するご理解を一層深めていただく機会となったご様子でしたので、お役に立つことができたならばとホッとしております。