「素材のお話」カテゴリーアーカイブ

プラチナの美しさを語りましょう

先日、プラチナ・ギルド・インターナショナル主催の「プラチナベーシックセミナー」を受講させていただいて参りました。

プラチナセミナー

現在アトリエヒロウミでお作りしているジュエリーの9割以上はプラチナを使用している製品となります。
しかも、その100%が国際基準のPt950でございます。

鍛造し手作りしているからこそ、プラチナの特性はよく知っているつもりでも、ジュエリー制作者が当たり前と思っているプラチナの良さを、どのような言葉でお伝えしたらお客様に理解を深めていただけ、目の前のプラチナジュエリーの価値をダイレクトにお伝えできるのか?
そのお話を学ばせていただきました。

日本でプラチナジュエリーとして認められるのは、「Pt850」以上です。
つまりプラチナ含有量が85%以上のものでないと「プラチナジュエリー」とは認められません。日本での主流は「Pt900」プラチナ含有量が90%のものです。

実は、国際基準のプラチナジュエリーは、主に「Pt950」が使われています。
プラチナ含有量は95%の高品位なものです。

でも、「高品位が良いのだったら、交じりっけ無しの100%のプラチナを使ったらいいのじゃない?」という声も聞こえてきそうですが、貴金属は意外かもしてませんが、とても柔らかい金属なのです。
それをジュエリーとして制作するにも、日常的に身に着けるにもある程度の金属の硬さが必要になってきます。

ですから、プラチナに僅かな割り金を加える事で硬さを出す必要性があるのです。

アトリエヒロウミでは、プラチナに独自配合の5%の割金を加えています。さらに槌で硬く叩き締めることで一層硬さを出すようにしています。

硬いぶん、加工は大変にはなりますが、硬質であるがゆえ磨いて仕上げたときも一点の曇りも無い鏡の様なプラチナの姿に仕上げることができるのです。

アトリエヒロウミのプラチナ950の輝きは、格別に美しいと自負しております。

パール・ルビーペンダント

記事に少し間があいてしまいましたので先に完成品を載せようと思います。

パール&ルビー(非加熱)ペンダント

パール&ルビーペンダント(手づくり制作)
パーツ類の制作&組立作業

制作途中から完成までの写真をすべてUP致しました。
完成の写真からだけでは解らない所など他の写真を見れば解りやすいかと思います。
出来上がりましたペンダントは立体感とバランスの取り方が重要となりますので、途中途中のチェックに多くに時間が必要となりました。

パールの膨らみの影ででルビーが暗く見えてはいけませんし、パールには厚みがあるために、チェーンを通すと重さのバランスが悪くひっくり返ってしまう事がありますので、重さのバランスの一番良いところに環を付けチェーンを取り付けいたしました。
チェーンも本体の持っている雰囲気と合わせ、こちらのものにいたしました。

胸にお着けになられた際に、もっとも美しく見えますように、メレーダイヤを彫り留めしている所にも立体感を付けております。
そうすることにより雰囲気を良くするだけではなく、ペンダントを少し斜めからご覧になられましても美しく輝きます。

ボリュームがあるように見えますが、実はとても軽く仕上がっております。
それは「パールの座」や「メレーの裏取り」「本体の裏板(腰張り)」の切り抜きなど、細部に渡り不要な地金はそぎ落とし強度を持たせつつも繊細に作っているからです。
もちろんデザインも考慮して美しく仕上げております。
ですから裏側からご覧になられましても裏側なのか?と思ってしまうほど美しいです。
どのようになっているのか一度ご想像下さいませ☆

この度はオーダーをいただきまして有難うございました。

オーダーメイドジュエリー

デザイン、作り、素材、様々な視点から完成されたジュエリーは隙のない魅力があります。
そして、どこかしら風格を漂わせます。
しかし、その中に自分だけの視点も入れる事が出来るとすれば・・・。
ジュエリーの素晴らしさの一つにかかせない物。
それは、やはり「オーダーメイド」ではないでしょうか。
南洋パール(HIROUMI)

パールリングをお求めくださいましたお客様より、コンビになるペンダントのオーダーを頂きました。
リングをお気に召していただきペンダトをと・・・こんなに嬉しい事はありません。
存在していなかったペンダントが生み出されることになりました。

オリジナルの制作となりますと、出来ることはほぼ無限大となります。
とは言いましても、あれもこれも取り入れてしまうと技術のてんこ盛りになってしまいますので、お客様がイメージされ私達もこれならば!という物をデザイン画に起こしてご覧いただくようにしております。

パールと一言でいいましても色も質も様々です。同じものは2つとありません。
ですから、デザイン画からちょうど良い大きさ、色のパールをたくさん集めてその中から、さらに質の良い物だけを選び出してご覧頂きました。
今回は真円のパールではなくドロップの形状の物を選びました。それ自体が持っている形状の特徴を生かしたデザインとなっております。
デザイン・素材選び・丁寧な制作作業・一つ一つの積み上げが想いをこめたジュエリーになると考えております。
完成までの時間がジュエリーを成長させるかのような錯覚になるのは私だけでしょうか。
どうぞ楽しみにお待ちくださいませ☆

メレーダイヤの品質

メレーダイヤチェック(HIROUMI)
10倍のルーペで傷や色などの確認作業

 

私達は魅力的なジュエリーを制作したいという想いから、制作にこだわるのと同様にメレー(小粒)サイズのダイヤモンドにも強いこだわりを持ち、厳選した高品質の物だけを使用しております。

どれだけ丁寧に制作したものであっても、それに見合うダイヤでなければ良い結果には繋がりません。
だからこそ、より品質の高い物を私達も求めるのです。
とはいえ、常に良い宝石を取り扱う業者との信頼関係がなければ良い品を取り扱うことは困難なのです。
お互いプロ同士ですので認めあう関係でなければ成立しません。

その中から、限りなくカラーレスで美しいプロポーションの物だけを厳選して選んでいきます。
だからこそ、小さいサイズの物でもしっかり強い輝きを放つのです。

元々、品質の高いものだけを取り扱ってきておりますが、その中でも
「科学的に綺麗に見えるもの」と「視覚的に綺麗に見えるもの」との違いについても話し合います。
それは高品質だからと慢心せずに、常に最上のものを追い求めていきたいという姿勢からなのです。
ダイヤだけでも技術だけでもいけません。お互いの相乗効果により美しく輝くのです。

これからも良いジュエリーをお届けする為に、妥協することなく誠実に取り組んでまいりたいと思います。

厳選したメレーダイヤ(HIROUMI)