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咲き誇る大輪の花

10連休も最終日になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

コラボレーションモデルで次にご紹介するのは、「クインテット 10thセレブレーション モデル」です。

こちらはヨロイの部分にあしらわれた『睡蓮の花』のモチーフを担当させていただきました。

モチーフはPt950とK18イエローゴールドの2つのバージョンに、それぞれダイヤモンドを8個、計0.26ctを留めたもの。

平坦にならないように、ほんの少し膨らみをもたせふっくらとした花びらや、空間を生かし物理的に見た目にも「重くならない」ことに配慮しました。

凛とした佇まいで咲き誇る大輪の花を、HIROUMIらしい細かな手打ちのミルグレインで縁取りしております。

シャルマン コラボレーション作品

この上ない輝きを纏って

今回コラボレーションさせていただいたメガネフレームを順を追ってご紹介いたします。

まずご紹介するのは、Line Art CHARMANT(ラインアートシャルマン)

『クインテット 10th セレブレーション ショーピース(XL1614)』です。

こちらのモデルはチタンフレームに合計140石、計5ctのダイヤモンドパヴェセッティングしたモデルです。

ラインアートの10周年を記念して特別なメガネフレームをとのお話から、別格なものをお作りしたいという想いが湧き上がりました。

 

ラインアートというメガネフレームは特別に開発されたエクセレンスチタンがしなやかにお顔に添うテンプル、フレームもチタンの軽やかさが最大の魅力であり、そうでなければラインアートにあらずというもの。

一方、私共のジュエリーも軽やかさは常日頃追求しているものの、触りなれているプラチナやゴールドなら特性は知り尽くしていても、チタンは知識上での素材。

それでも私共を大切な10周年記念モデルの制作パートナーとして声を掛けていだいたからには、期待に応えれるようにチタンの素材を預かりダイヤモンドのセッティングのテストを始めました。

テストを繰り返すことで素材の特性を把握し、従来のHIROUMIらしいパヴェ留めが可能となりました。

いつもと違うのはメガネフレームという特性から軽さもさることながら、ご使用において変形などの不安のない強度を保つこと。

そのためにいつものダイヤモンドの裏を抜く「裏抜き」は今回はあえて行わず、ふっくらした柔らかなフォルムを重視してフレームを制作いただきました。

ダイヤモンドの周囲は限界まで地金をそぎ落とすことで、ダイヤモンドの側面から十分な光が取り込めるような工夫も凝らしております。

ダイヤモンドを留める際にも、テーブル面の八角形の向を揃えることで、光が反射した時のシャープな乱れのない輝きがもたらされるように1石ずつ丁寧に留めております。

 

『華やかでありながら、派手ではないこと』

『重厚な品格は備えながら、着け心地は軽やかで負担がないこと』

 

普段のジュエリーづくりで心がけているHIROUMIらしいジュエリーの基本の考えが、今回のコラボレーションでも生かせたように思います。

新たなコラボレーションのご紹介

メガネの産地福井県鯖江市において、半世紀以上に亘りメガネフレームメーカーとして歩んできたシャルマンとの異業種コラボレーション作品がお披露目となりました。

シャルマンは「エクセレンスチタン」という独自の素材の、驚くほど軽やかでしなやかにお顔にフィットするメガネフレームを作られています。

そのエクセレンスチタンの人気メガネブランドLine Art CHARMANT(ラインアートシャルマン)が今年発売10周年記念ということで、ジュエリーパーツを組み込んだメガネフレームを制作することとなり、私共にお声を掛けて下さいました。

業種は異なれど、ものづくりに対する姿勢は大いに共感させていただくものがあり、
それぞれの得意分野を合わせた“美しいかけ心地”を目指した企画がスタートしたのは約一年前です。

詳しい制作秘話などは追ってご紹介していきますが、発表にあたり素敵な動画が公開されましたので是非ご覧ください。

現在発売中の『家庭画報』5月号でも詳しくご紹介いただいております。
ご興味のある方は、是非ご覧ください。

家庭画報5月号