デザインを決めていただきましたら、制作に取り掛からせていただきます。
いつもの通り、純プラチナに割り金を加えて溶かし、アトリエ独自配合のPt950を作ります。
解り易く言うと、オリジナルブレンドのPt950ということです。
純プラチナは、薄板状だと手でクニャっと曲げられるほど柔らかい貴金属です。
そこで、傷付きにくく、変形しにくい硬さを持たせ、細い線で石留めした時も緩みにくい張りと腰がある、プラチナ合金を作ります。
アトリエでは、世界標準のPt950を用いていますので、純プラチナ95%、残り5%に他の金属をブレンドしていますが、その配合は門外不出とさせていただいております。
その配合も作るものによって、部分的に変える場合もあります。
配合によって同じ純度のプラチナでも、硬くなったり柔らかくなったりしますので、いま作るジュエリーに、最もふさわしい材料を準備します。その見極めはジュエリーを作る上ではとても重要になってきます。