6月1日発売の『婦人画報』7月号に、アトリエヒロウミが制作したアクアマリン プラネットリングをご掲載いただきました。
“爽やかブルーリング”(P222)のページです。
関係者の皆様、ありがとうございました。
7月号は創刊100周年記念特大号で、『日本の手仕事、その未来』と銘打たれ日本各地の職人、工芸家が手掛けていらっしゃる“美しき日用品”が紹介されています。
そのひとつひとつ皆、『用の美』と言える姿を備えていることに感動し、共感を覚えました。
その素晴らしい手仕事も“絶滅の危機”に瀕しているものが少なくないようです。
私共も、手仕事を生業とする日本のジュエリー職人ですので、その危機感は大いに実感としてわかります。手作りジュエリー職人も絶滅危惧職種です。
ある意味、私共が近年オリジナルジュエリーを作り始め、表に出て広報を始めたのも、そういった危機感を持ったことからでもあります。
お買い上げくださるお客様にとって、ジュエリーを作る過程は本当に見えない世界です。
店頭に並んでしまえば、一点ずつ丁寧に手作りされたものなのか、大量生産されたものなのか、一般の方には殆ど見極めることが難しいでしょう。
また、なぜ手作りが良いのかもご理解いただけないでしょう。
『手に取っていただけなければ廃れてしまう』のは、どの世界でも同じことです。
手仕事の丁寧に作られるジュエリーを廃れさせないために、 その良さを皆様にお伝えしたくて『手にできるハイジュエリー』と銘打ち、マリッジコレクションからオリジナルジュエリーの展開を始めたのも、まずは手に 取って、その違いを感じていただきたい、それを通じて丁寧に作られたジュエリーとはいかなるものなのかを広めていきたいと考えたからです。
技術の継承だけでなく、次世代に残していくためには、まずその存在を知っていただくことが、今の時代において重要なことのように思います。
丁寧に作られたジュエリーを広めるために、少しずつですが邁進して参りますので、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。