展示会を前にまた一本ハーフエタニティリングが完成しました。
この何とも言えないスマートなリングが好きでつい細部までこだわって作りこんでしまいます。
シンプルなリングなのに作り込むところがあるのかと思われるかもしれませんが、シンプルというのは余計なものをすべて削ぎ落とし、魅力のある部分だけを残して出来上がったものですので、こういったデザインでは僅かな気の緩みが仕上がりを左右してしまいます。
リング幅に最適な大きさのダイヤモンドを選び、プラチナリングに等間隔に埋め込んでいきます。
そうするとダイヤモンドをセットした穴が裏側に丸く空くのですが、そのままではあまりにも味気ないですのでその丸穴にも細工を施していきます。
いろいろな形に細工できるのですが、私はこの流れるような柔らかな雰囲気が好きなので丸穴を『木の葉型』に加工いたしました。
さらに穴の中を磨き上げることで、明るく輝き裏から見てもダイヤの美しさがより際立ちます。
せっかくダイヤモンドを埋め込んでいるのですから、表から見るだけではもったいないですよね。
この穴加工のことを「裏どり」といい、良質なアンティークジュエリーでは時々目にします。
美術館などでティアラなど展示されていましたら、ぜひ側面や裏側からもそっと覗いてみてください。
きっと同じような加工が施されていますよ☆
・ハーフエタニティリングのページはこちら
・こちらの店舗で手にとってご覧いただけます。
九州 ジュエリーミーテ
関西 仲庭(現在仮店舗)