最近はリモデルのご相談がとっても多くなりました。ダイヤモンドは永遠の輝きの文字通り、私共にできるサスティナブルな取り組みかもしれませんね。
今回はお客様のリングと、今は亡きお母様のリングの二つをお預かりして、一つのリングにとのオーダー。
お話を伺いながら、母と娘、お二人の繋がりと思いを込めていただけるような、そしてまた次世代のお嬢様に受け継いでいただけるようなデザインを考えました。
ダイヤモンドのリングと言えば、このような張り出した立て爪(通称鬼爪)のリングが主流だった時代もありましたので、身内の方から譲り受けてお持ちの方も多いのではないでしょうか?
エクセレントカットなどの高度なカット及び研磨技術が今のように進んではいなかった時代のダイヤモンドは、ラウンドがいびつであったりナチュラルという原石の表面がガードルあたりに残っていたりもままあるので、それをカバーしてくれる覆輪でデザインにしました。
実はそう大きさが違っては見えない2つのダイヤですが、カラット数には開きがありまして、直径サイズの見た目は大差ないですが深さやクラウン部分の厚みなどにも違いがあるので、覆輪留めの石座で見た目が揃うように調整。
どれくらいまでダイヤを沈み込ませるのか、それぞれのダイヤも角度も微調整。
リング部分のメレダイヤの角度も着けていただいて上から見ても斜めから見ても映えて輝くように工夫。
まずリング部分と指馴染みの部分を仕立て
調整した石枠部分を合体して、いつものように裏までしっかり磨きました。