「ジュエリーリモデル」カテゴリーアーカイブ

お勧めはスリーストーンリング

以前、立て爪リングとピアスのリモデルでお勧めした「スリーストーンリング」のデザインですが、インスタグラムなどでもご紹介させていただいていたところ、とても好評で、新しいダイヤモンドをご用意されてのオーダーをいただきました。

センターが0.7ct。左右は0.3ctでのお仕立てです。

婚約指輪ということではなく、大人世代の女性がご自分で選んだダイヤモンドリングが欲しいなと思っても、婚約指輪にしか見えないタイプとか、メレダイヤの取り巻きで普段つけるには華やかすぎで自分には合わない、かと言って小ぶりの一粒だと子供っぽい、カジュアルすぎるなど、意外とどこにでもありそうで、いざ探してみるとお眼鏡に叶うものは案外少ないようです。

今回はお客様がとても綺麗なダイヤモンドを選んでご用意されてのオーダーでした。

サイドからもダイヤモンドを愛でていただけるように、できるだけ隠すことのないお仕立てを心掛けています。かといって、見た目ではわからないところの小ワザを使ってしっかりしたつくりにしています。

リモデルでもお仕立てを承っておりますが、例えば立て爪のダイヤモンドリングをお持ちでスリーストーンをご希望なら、センターストーンに合わせたサイズでダイヤを.私共でご用意することもできます。

もちろん、3石共ご用意することもできます。

例えば、アニバーサリーに新しいジュエリーをご購入も素敵ですが、エンゲージリングをお持ちなら、それを生かしたリモデルをされるのもお勧めです。

華やかなメレダイヤ取り巻きデザインなどでのリモデルも素敵ですが、日常使いもできて品格も華もある。シンプルだけどダイヤモンドを生かした映えるリングであること、間違いなしです。

トワ・エ・モワリングをお仕立て

最近はリモデルのご相談がとっても多くなりました。ダイヤモンドは永遠の輝きの文字通り、私共にできるサスティナブルな取り組みかもしれませんね。

今回はお客様のリングと、今は亡きお母様のリングの二つをお預かりして、一つのリングにとのオーダー。
お話を伺いながら、母と娘、お二人の繋がりと思いを込めていただけるような、そしてまた次世代のお嬢様に受け継いでいただけるようなデザインを考えました。

ダイヤモンドのリングと言えば、このような張り出した立て爪(通称鬼爪)のリングが主流だった時代もありましたので、身内の方から譲り受けてお持ちの方も多いのではないでしょうか?

エクセレントカットなどの高度なカット及び研磨技術が今のように進んではいなかった時代のダイヤモンドは、ラウンドがいびつであったりナチュラルという原石の表面がガードルあたりに残っていたりもままあるので、それをカバーしてくれる覆輪でデザインにしました。

実はそう大きさが違っては見えない2つのダイヤですが、カラット数には開きがありまして、直径サイズの見た目は大差ないですが深さやクラウン部分の厚みなどにも違いがあるので、覆輪留めの石座で見た目が揃うように調整。

どれくらいまでダイヤを沈み込ませるのか、それぞれのダイヤも角度も微調整。

リング部分のメレダイヤの角度も着けていただいて上から見ても斜めから見ても映えて輝くように工夫。

まずリング部分と指馴染みの部分を仕立て

調整した石枠部分を合体して、いつものように裏までしっかり磨きました。

石留めをして、もう一度磨き上げて完成です。このようにセンターストーンが2つ寄り添うスタイルのリングはアンティークジュエリーにも多く見受けられ、そのデザインスタイルは『トワ・エ・モワ(=あなたと私)』と呼ばれます。ハート型や様々な宝石で仕立てた愛の贈り物として仕立てられてきたデザインです。



今回はお客様とお母様のトワ・エ・モワリングとなりました。

お母様との思い出が籠もったリング。寄り添う母と娘の姿をデザインに込めました。いずれはお客様のお嬢様が譲り受けられるものになります。想いの籠もったジュエリーは時代を超えて輝き続けてくれます。

 

ピンキーリングをお仕立て

エメラルドリングをご注文くださったお客様が、もう一つピンキーリングもご注文くださいました。公開するのをミスっていまして、ずいぶん遅くなっての公開となりました。失礼いたしました。

着けることのなくなったエンゲージリングやネックレス。仕舞い込んでおくのは本当にもったいないこと。

つい手を伸ばしたくなったり、いつも着けていたくなる姿に生まれ変わらせてあげるのもいいかと思うのです。

ということで、リングとペンダントから生まれ変わったのはピンキーリングです。

雫のように揺れるチャームも可愛い、マダム世代にもお似合いの品格ある主役級ピンキーリングです。

或る程度の年代になられるとゴージャスでないと、大ぶりでないとそぐわないと思われる方も多いようですが、そういうものに仕立て直して滅多に登場しないリングになるより、毎日の中で楽しんで身に着けていただけるジュエリーの方が、着けていただく方にとっての最上のジュエリーと言えるなと…。

今回はそんなことを改めて考えさせていただいたリモデルでした。

 

 

スリーストーンリングのリフォーム♪

昭和アンティークなスリーストーンリングから現代のスリーストーンリングへのリモデルでお預かりしました。

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ずっと長く愛されて着けられてきたからこそ、すり減ったり変形してしまったりはあれども、なんとも言えない温かみを感じることがあります。
そこに込められている想いも共に新たなジュエリーに姿を変えてあげましょう。

生まれ変わった姿は、次回お披露目させていただきますね。

 

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エメラルドのリモデルリングが完成♪

バケットダイヤを2ピース足して、左右にグラデーションのステップを従えた、高貴なエメラルドカラーを活かした清々しく美しいリングが完成いたしました。

仕立てる途中でも、それぞれの組立てるパーツを磨き込み、仕上げ後に磨きの手が入れられないとかがないように、デザイン画を元にリングの太さや厚みも加減しながら

丁寧に作り込んでいきます。組み立てて石留めをしたら、表からは見えないかもしれませんが、それは私共にとって「手抜き」なのです。HIROUMIの刻印を入れる品に、それは許せません。

爪も1本1本立てていきます。側面から見たときにスッキリとみえるように、バケットダイヤの爪の一部は指馴染みまで伸ばさずに途中から立てています。オーソドックスな作りのようで、経験から様々に美しく見える工夫を込めてお仕立て致します。

石留めをして仕上げを施し、ようやく完成です。

ゴテゴテとデザインに凝った仰々しいものより、シンプルに、細々した設えに拘った丁寧な仕立ては、時代を経ても「美しいものは美しい」と素直に感じていただけるのではないかと思います。

もちろんアンティークスタイルを取り入れてミルグレインを加えたものや、腕に彫り模様をあしらったり、幅広なバンドリングに据えたり、シンプルでも様々なデザインの構想は浮かんできますが、最終的にお勧めするのは「お客様によくお似合いになるであろうデザイン」でして、今回は「凛とした美しさ」テーマにお仕立ていたしました。

お持ちのジュエリーや宝石でのオーダーメイド、リモデルもどうぞお気軽にご相談ください。