「アトリエのおはなし」カテゴリーアーカイブ

アトリエの歴史や出来事、制作での側面的出来事など全般を書き留めております。

12月恒例、名古屋でのブライダルジュエリーご相談会です♪

早いもので、今年もあっという間に12月になりました。
12月といえば恒例の松坂屋名古屋店での「HIROUMIブライダルジュエリーご相談会」です。

来春にご結婚を控えている皆様は、是非この機会にアトリエヒロウミ三代目・廣海貴晴にマリッジリングについてのこだわりを思いっきりぶつけてご相談下さい!

マリッジリングは数あれど、つくり手に直接希望を話せて、マリッジ選びやアレンジなどのご相談ができる機会は滅多にないと思います。
廣海貴晴も普段はアトリエで制作にいそしんでおりますが、年に数回のみお客様と直接お会いしてご相談を承ることを、とても楽しみにいたしております。

松坂屋名古屋店ではここ数年、7月と12月の開催が恒例となり、毎回多くのお客様にお越しいただいき、「直接職人さんと相談できるなんて!」と大変ご好評をいただいております。
お待たせしないでご相談していただけますように、日時をご予約下さいませ。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。

開催日時:2017年12月16日(土)11時~18時 / 12月17日(日)10時~18時

松坂屋 名古屋店 北館5F宝石サロン

〒460-8430名古屋市中区栄3-16-1
℡ (052)264-2843(直通) ※ご予約はこちらまで


マリッジの新たなお取り扱い店は小倉です♪

おかげさまでHIROUMIマリッジコレクションの新たなお取扱店舗が誕生しました。
九州では2軒目となります、福岡・小倉の『ディティーク』にて12月8日(金)より、HIROUMIマリッジコレクションがお目見えいたします。

九州の玄関口であり、門司港レトロなどの古き良きものと、八幡などの工業で近代日本の発展の礎にもなった土地を有する北九州。
その中心の小倉で、古くから受け継いだ伝統の技法と、新しい技法の良さを互いに生かしながら作り上げていると自負するHIROUMIマリッジコレクションをご紹介いただくことは、大変ご縁があってのことと喜ばしく嬉しく思っております。

オーナー様とは長いお付き合いで、今までも数々のご注文を頂いて参りましたが、これからは常時HIROUMIマリッジコレクションを『ディティーク』でご覧いただけます。

同店は、おしゃれなオリジナルジュエリーを展開されていて、ジュエリーや宝石の知識も大変豊富で、HIROUMIマリッジコレクションに新たな風を吹き込んでくださるような暗示のご相談もお手の物だと思います。

HIROUMIマリッジコレクションは、『ディティーク』の4周年アニバーサリーフェア開催にあわせお披露目となります。期間中はHIROUMIコレクションやハーフエタニティ、HIROUMIビスなどのマリッジ以外のコレクションもご覧いただけます。

「HIROUMIのジュエリーってどんなものなの?」と、ご興味をお持ちの方は『ディティーク』へ是非この機会にお立ち寄りくださいませ。

会場へは、1階店舗受付にてこちらのBlogページの提示をお願いいたします。

DITIQUE TAILOR-MADE JEWELRY
4th Anniversary Fair 2017年12月8日(金)~10日(日)

住所:〒803-0812 北九州市小倉北区室町2-10-22 菅野ビル1F101-1
TEL:093-562-8900
営業時間:11:00~20:00
店休日:火曜日
HP:http://ditique.co.jp/

Atelierの見学会

今回とあるところからリクエストがあり、アトリエの見学会を行いました。

職人を目指す数名の彫金学生さんがお越しになり、様々な話をして、また話を伺い、アトリエで制作した作品も手に取り見ていただきました。

最年少の方は、まだ未成年とのことで、昔見習を始めた頃の自身に重ね少し懐かしくも感じました。

学生さんがアトリエ内に入られたのは、実は初めてのことで、こちらも授業でどこまで学ばれているのかわからず、手探りでの説明となりましたが、最後に二代目の廣海がダイヤモンドの彫留めを説明しながら実演を行いました。

皆さんが、これからどのような道を歩まられるのかわかりませんが、まずはジュエリーを作る上で様々な考え方や、いろいろな世界があることを知っていただけたなら幸いです。

MISS ウエディングジュエリーにご掲載いただきました♪

10月20日発売の別冊家庭画報『MISS ミスウェディング ジュエリー2018』(P094)で、HIROUMIマリッジコレクションをご紹介いただきました♪

是非ブライダルジュエリー選びのご参考に、ご覧くださいませ。

ミスウエディング2018

作り手冥利に尽きますね♪

15日の日曜日は、大阪・梅田で『レイウエディング』主催の『演出・アイテム・ハネームーンフェスタ』が開催されまして、出店されたナカニワファインダイヤモンドさんのお手伝いに行かせていただきました。

マリッジご検討中のカップル様には、熱くHIROUMI マリッジコレクションを語らせていただきました。足を止め、耳を傾けて下さった皆様、ありがとうございました。

その中には何と、すでにHIROUMIマリッジをご購入下さったカップルさまがリングを着けてお越しになり、とっても嬉しいお話をお伺いできました♪

とっても気に入ってくださってることを、こちらが恐縮するほど熱く語ってくださり、この先に控えているお式の前に、一度磨き直しに出すべきかお考えになったそうですが、その数日間の間も、『リングが指にないのが寂しくて』 と、アトリエへの里帰りなしでお式に臨まれるそう。

お二人のマリッジは、ハーフエタニティとコレクションNo.7のメンズに、優美なU字カーブとミル打ちを施したこだわりのアレンジ♪

とってもよくお似合いでいらっしゃいました。

 

着けたその日から指にしっくり馴染んで、少しでも外していると、指がさびしくてと思わせてくれるマリッジリング…。

そんなリングってどんなもの?と思われた方は、大阪梅田ナカニワファインダイヤモンドをはじめ、お近くのHIROUMIマリッジコレクションお取り扱い店にて、その指通りのなめらかさと装着感を是非ご体験くださいませ♪

「日本のアートジュエリー展」閉幕しました

8月14日に『日本のアートジュエリー展』が無事閉幕致しました。

多くのお客様や知人友人たちがお越しくださり、作品を実際に手に取って見て感じて下さりとても嬉しく感じております。

誠にありがとうございました。

どのように美しく作品を作っていくのか、学ぶこともとても多くございましたので今後の作品作りにも活かしてまいりたいと思います。

15日の最終の新幹線で帰阪してまいりましたので、これからご依頼いただいております品の制作に取り掛かって参ります。

今後ともどうぞよろしくお願いお願いいたします☆

『日本のアートジュエリー展』出展のご案内♪

東京での展示会に参加させていただくことになりましたので、ご案内申し上げます。

『日本のアートジュエリー展』 Japanese Art Jewelry

【会期】 2017年8月9日(水)~14日(月)
【時間】 午前10:30~午後7:30 (最終日 午後7時まで)
【場所】 日本橋三越本店 本館7階 南館 催事会場

西洋発祥のジュエリーを、日本の風土、気質のなかで、日本ならではのジュエリーを発展し続けている作家、工房、ジュエラーが一堂に会します。
 

私共のジュエリーは、眼を引くデザインでも派手な作りでもなく、一番に考えていることは『身に着けて下さる方がより一層輝くジュエリー』であること。
お着けいただいてのつけ心地を含めて、その良さを感じていただけて、長くご愛用していただけることを一番に考えてお作りしています。

普段はマリッジリングやハーフエタニティーリングを日本橋三越本店では御覧いただいておりますが、それだけではないHIROUMIらしいジュエリーを、どうぞこの機会にご試着にお立ち寄り下さいませ。

アトリエヒロウミ三代目、廣海貴晴は8月11日(金)~14日(月)の期間で店頭に参ります。
ジュエリーの作りについてのお話は、どうぞこの機会に何なりとお尋ねくださいませ♪

 

ヴァンクリーフ&アーペル展

先日、京都国立近代美術館で開催されております「技を極める ヴァンクリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸展」に行ってまいりました。

時代別に並べられたジュエリーを見ると、近年になるにつれ精密かつ繊細になっていましたが、どれが良いと言うわけではなく時代に合わせた魅力を感じる作品達でした。

美術館で2時間ほど過ごした後、京都でご縁のできた金彩工芸の工房へ見学に伺いました。
4代にわたり受け継がれた技は、それは素敵なものでした。

普段見ることのできないものばかりを堪能する1日でとても有意義な時間を過ごすことができました。

SNSのご案内

今更ではございますが、HIROUMIでもブログ以外にSNSがございまして以前から知らなかったというお声を多く頂いておりましたのでこの機会にご案内をさせていただきます。

GWをゆっくり過ごされている方は、ぜひご覧になってくださいね♪

・ツイッター
https://twitter.com/Atelier_Hiroumi

・Facebook
https://www.facebook.com/atelierHIROUMI/

・インスタグラム
https://www.instagram.com/hiroumi_jewellery/

2017謹賀新年

あけましておめでとうございます
昨年後半はおかげさまでクリスマスに向けて慌ただしくさせていただいておりましたが、昨年末は忘年会も楽しんで十分すぎるほどゆっくり過ごすことが出来て体も休めることが出来ましたので、年越しから新年にかけて一足早く制作に取りかかっておりました。

集中して作業していると「ゴ~ン」除夜の鐘が聞こえてきて年が変わるのだなと感慨深い思いがしました。

気が付けば1月1日ももうすぐ終わりですね。

今年は、今まで以上に皆様の期待にお答えできるよう益々制作に力を入れていこうと思います☆
本年も何卒よろしくお願い致します。

HIROUMI折鶴ピアス

秋の研修会♪

仕事関係の出張や工具の買い出し以外は殆ど外出する事がないのですが、めずらしくとても興味を引かれる展覧会がありましたので、時間を作り、いつもより少し遠出してスタッフや同業の友人達とともに研修を兼ねて「大人の秋の遠足」として出掛けて参りました。

目的地は「MIHO MUSEUM」です。

信楽の山の中のとっても不便な場所にありますが、ルーブル美術館のガラスのピラミッド等で有名なI.M.ペイ氏の設計で、山の中に突然現れる桃源郷のような場所です。
レストランやチケット売り場のある棟と展示棟は離れていて、山と谷をトンネルをくぐり、橋を渡って辿り着く趣向になっています。
ゆっくり歩いて10分ほどですが、山の空気の中を歩んで行く導入部だけでも、期待感が膨らみます。

観たかったものは、
『ムガル帝国とマハラジャの宝石 カタール・アル サーニ・コレクション』

(↓紹介動画)

https://youtu.be/h8pOKAsc6ao

1500年台からのマハラジャの身の回りの装飾品から、マハラジャたちが注文したカルティエ等のヨーロッパで作られたインドテイストのジュエリー、歴史のある宝石たち、インドのジュエリーの影響が見られる現代のJARの作品などまで、200点近い宝飾品や宝石がどっさり展示されています。
ここまで来るとほんとに美術品というか、身近な「ジュエリー」という域を超えているので、単純に「綺麗だな~」、「ああ、こういう表現も面白いなぁ」、「わぁ!こんな凝った作りになってるんだ!」と単純に楽しめましたし、とても刺激になりました♪

展示期間はあと残り一週間ほどになりましたが、二度と日本ではお目にかかれそうにないものばかりですので、この機会に是非ご覧になって下さいね。

 

ミホ・ミュージアム

感謝状をいただきました♪

アトリエヒロウミ三代目・廣海貴晴は大阪府の貴金属装身具製作技能士試験の検定委員をさせていただいております。

それに対して、大阪府知事よりの感謝状を拝受いたしました。
誠にありがとうございます。

2016感謝状

その授賞式の前に職業能力開発に係る講演会がありました。
テーマは『技術・技能伝承の重要性』
その中で、とても印象深いお話がありました。

技術・技能伝承に欠かせないものは何かというもので、以下のことが上げられていました。

① 仕事が好きである。
② 納得行くまで仕事の質を追い詰める。
③ 顧客が出来た品を使い、楽しむ姿を描きながらつくる。
④ 材料を吟味する。同時に最終製品のイメージを明確にした上でもの造りに入る。
⑤ ものづくりに合った道具をつくり、使い、大切にする。
⑥ 入り口から出口まで全プロセスを全て行う。
⑦ そして、毎回が問題解決~良い品・技術づくりへの探求である

思わずガッツポーズです!
うちのアトリエの仕事の基本姿勢に全て合致しているではありませんか!
技能の伝承のまえに、まずはお客様の手に渡るジュエリーがご満足いただける品であるために、材料も吟味し、技術も磨き、前回より今回、新しい技術も取り入れ、工具も手に入れ、また新たな工具を作り、さらなる品質向上やジュエリーとしての魅力の向上を図る。一切妥協をしないで制作するためにアトリエ内で制作全般を完結する。
バッチリです!

伝統芸能も例に上げられ、例えば歌舞伎にしても江戸時代から現代まで続いてきて、そしてまたその時代時代で人気がある伝統芸というものは「常に進化しているから」こそ生き続けているのだというお話に大いに頷くものがありました。

私共も昭和5年に初代がジュエリー制作を始めたときから常々進化し、その時代時代で今の最上のHIROUMIジュエリーを生み出して来ていると自負しております。

これからもますます、進化していく所存ですので古くて新しいHIROUMIをどうぞよろしくお願いいたします♪

大阪市中央公会堂

☆祝☆エナソルーナさん10周年♪

今年で10周年を迎えられた、佐田真由美さんがディレクションされるジュエリーブランド『エナソルーナ』さん。

私共もエンゲージリングとマリッジをコラボレーションで制作させていただいております。

オーソドックスなものを常々作っている私共にとっては、旬のファッショナブルな世界を垣間見せていただけることは、とても刺激になっております。

先日10周年記念の華やかなパーティが東京で催されまして、残念ながらお伺いできませんでしたが、素敵な記念品を送ってくださいました♪

enasoluna10th

これからも、素晴らしい佐田さんらしい世界感で女性たちを魅了するジュエリーを世に送り出してくださいね♪

16年ぶりの感動の再会!

華やかだったRioオリンピックも閉幕し、皆さんそろそろ寝不足も解消された頃でしょうか☆

実はこの夏、とても懐かしくもあり嬉しいお客様がイギリス・ロンドンよりアトリエを訪ねてくれました。実に16年ぶりの再会となります。

彼は1999年、カナダ・モントリオールで開催された『技能五輪世界大会』で共に技を競い合った、イギリス代表のクリスさんです。

可愛い双子ちゃんと奥様と一緒にはるばる訪ねてくれました☆

クリスさんatelierにて

技能五輪とは職人や技術者たちたちが腕を競う職能のオリンピックです。
競うと言っても対戦するわけではなく、一人ひとりが決められた時間内に規定通りの品を制作して結果を競うという
『自分との闘いです。

当時は初めての海外という慣れない環境で、色々戸惑うことも多い中フランクに接してくれたのが彼でした。英語が苦手なので言ってることは何となくしか分からなかったのですがスマイルと雰囲気で好感を持ってくださっているとわかりました♪

金メダルを獲れた時も「グッジョブ!」とすごく喜んでくれたのを憶えています。

まだ今ほどインターネットの環境も十分に整っていない時代でしたから、気軽にメールで連絡をということも出来なかったのですが、近年になってFacebookから連絡をもらい来日に合わせて再開となったわけです。もう、こんなこともあるのかと大感動でした。


数時間の間に、アトリエを見てもらって、当時の思い出を語り(奥様の通訳で!)、最近のお仕事ぶりを伝え合い、
最近作っているものなどもしっかり見てもらいました。

互いにこれからも交流をしていこう!とエールを交換。

あの若き日に、一生に一度の熱い数日間を共に過ごした仲間だからこそ、言葉がうまく伝わらなくとも作品を見ただけで多くが伝わり、通じ合えるものがあるんじゃないでしょうか?

海の遥か彼方でも、国や人種は違えども、ジュエリー作りに想いを込め、技を磨いていこうとする心は同じ、あの時と少しも変わらないで再会出来たことが、本当に心からうれしく思えました。

本当に遠いところをありがとうございました。
闇雲に必死だった修行時代を忘れずに、お互いこれからもより一層素晴らしいジュエリーを作って行きましょう☆

そしてお土産はもちろん、お互い秘密工具の交換です。これは世界共通なんですね(笑)