「オーダーメイドジュエリー」カテゴリーアーカイブ

こだわりオーダーマリッジリング♪

誓いの証のマリッジリング。

特に女性の方は、「こんなのがいいなぁ」とか「こんな感じでここがこうなっているのでなくちゃ」などなど、長年温めてきた夢や、ご希望や、こだわりがお有りではないでしょうか?

今回お作りさせていただいたオリジナルオーダーマリッジリングは、そのようなご希望に沿ったものです。

リング自体は細目の甲丸リングの形で、いたってシンプルなものです。

シンプルに見えるものだからこそ、リング幅と厚みのバランス、内側も甲丸状に整え、はめ心地にこだわった、『身に着けた方だけが違いがわかる』マリッジリングをお仕立ていたします。

一生もののマリッジリングですから。

私共でお作りするマリッジリングは、アトリエオリジナルのものも、お客様からのオリジナルオーダーも作り方は同じ、1本1本、溶かして、叩いて、延ばして、丸めての鍛造製法です。

そのシンプルなマリッジリングをベースに、今回はお客様のこだわり長方形の『バケットダイヤ』をお入れしました。

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バケットダイヤは、ラウンドブリリアントカットのダイヤと比べて、カット面が少なく、石の中がよく見えますので、インクルージョンという内包物が目立たない原石からカットされます。

こだわりのバケットダイヤがシャープに、クリーンに輝くマリッジリング。

アトリエオリジナルのマリッジでは、ラウンドブリリアントカットのメレーダイヤをお入れしていますので、私どもでもバケットダイヤをマリッジにお入 れするのは初めてでしたが、ラウンドのキラキラした輝きに比べ、抑えた「キラリ」という感じのバケットカットダイヤの光り方も大人っぽくて素敵でした。

オーダーいただいたお客様のセンスを感じる世界にただ一つのマリッジリングが出来上がりました。

1本づつ、手作りしているリングだからこそ、お客様の想いやこだわりを最大限に生かして、形にするお手伝いをさせていただけます。

どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

展示会にお越し下さりありがとうございました。

6月10日~11日の二日間、HIROUMIマリッジコレクションを扱って下さっている『ジュエリーミーテ』さまにて、九州初の展示会を催していただきました。

ジュエリーミーテ展示会
ジュエリーミーテさまはブライダル専門のジュエリーショップですが、今回は通常扱っていただいているHIROUMI マリッジの他、マリッジやエンゲージにも選んでいただける『ハーフエタニティーリング』、

鍛造ハーフエタニティ

 

作りのこだわりの粋を集めた『HIROUMI collection』、記念日の贈りものや、ご自分へのご褒美ジュエリーにもぴったりな、セカンドラインの『HIROUMI bis』、

HIROUMI bisイメージ

そしてそして、世界で活躍中のレース切り絵作家・蒼山日菜さんとコラボレーションで生まれた“レースジュエリー”『ル・パピヨン』など、

蒼山日菜×廣海貴晴

数は少ないのですがどれも手にしていただくと「違いがわかっていただける」と、自負しているHIROUMI JEWELLERYをお披露目させていただくことができました。

JEWELLERYの作りを語りはじめたら何時間でも語れる、アトリエヒロウミ三代目・廣海貴晴がお邪魔させていただいておりましたので、オーダージュエリーのご相談も承りました。

今回は予約制ということもあり、一点ずつ作りに対するこだわりや制作秘話など、ジュエリーが誕生するまでの思いを語らせて頂きましたが、そこは手にしていただいたジュエリー達が言葉以上にお客様に伝えてくれたようです。

お忙しい中、お運び下さった皆様、ありがとうございました。
そして、展示会を催して下さったジュエリーミーテの皆様、ありがとうございました。

オリジナルデザインのマリッジリング

先日お納めしたお客様のオリジナルデザインで制作させていただいたマリッジリングと、エンゲージにとお求め下さったHIROUMIハーフエタニティーリングです。

オリジナルブライダルリング(結婚指輪)
HIROUMIオリジナルのマリッジリングもご用意させていただいておりますが、手作りですので手作業で可能な限りご希望に応じたデザインでの制作を承っております。

マリッジリングは特にこだわりを持って選ばれることと思いますが、こだわりのデザインで、お客様のためだけに丹念に叩き、金属を鍛え、延ばし、曲げ、削り、磨き上げる、
地金はPt950で制作させていただきましたが、K18イエローゴールド、K18ピンクゴールドでお作りすることもできます。

ダイヤモンドリング リフォーム(リモデル)

立爪のリングにセットされておりました1Ctリングのリモデルが完成しました☆
先に作り上げましたパーツを組み立てて、バランス良く仕上げていきます。
お客様のお好みや、お使いになられる場面など、お打ち合わせをしながらフルオーダーでお作りさせていただきました。
姿形を新たにこれからまた受け継がれていくんだろうなぁと思いました。
いつか、またリモデルされる時が来るのかもしれませんが、その時にはまた「HIROUMI」の後継者たちが携わらせていただければ幸せだなぁと長い時間を渡っていくジュエリーに想いを馳せてみました(^-^)
リフォームリング途中工程
リフォームリング完成

HIROUMIの錬金術

先日、親しくしていただいている方のお嬢様のご結婚が決まられ、私共でマリッジリングをお作りさせていただくことになりました。

今は、若いお二人がどんなマリッジにしようかと、ご相談されています。
楽しいお時間ですね♪

マリッジリングをオーダー下さることが決まってから、「それならば使って」と、ご親族の方々からお二人へのはなむけにとお使いにならなくなったというリングやネックレスなどが沢山届きました。

貴金属の下取り

海外の国によっては、結婚される女性にご親族から金製品が贈られて、それを身に着けてお式をされるという話を伺ったことがあります。
少し形は違いますが、幸せを祈って贈られる想いは同じだと思いました。

今、貴金属は高値となっています。特に金の高騰は激しく、使わなくなった金製品を一般の方々が売りに行く姿がテレビのニュースでも度々報道されていますし、買い取り業者のコマーシャルも頻繁に見聞きするようになりました。

ジュエリーを作る者としては、制作された技術もデザインにも価値は見出されず、地金の重さだけで取引されてしまうという昨今の風潮には、一抹の寂しさを感じるものがあります。
そういう末路を迎えるようなジュエリーは絶対に作ってはならない。次代にも受け継いで残していっていただけるようなものだけを作ろうという自戒にさせていただいております。

私共では、地金だけのお買い取りということは致しておりませんが、オーダーをいただく場合には、お持ちくださった貴金属を下取りさせていただいております。

今はもう使わなくなってしまったジュエリーも、身に着けていたときの思い出や、誰かに贈られたものや譲られたものでしたら、その方の想いも籠った宝物であるはず。

お金に換えてしまうだけなら使えば消えてなくなりますが、また形あるもの生まれ変わらせるならば、その思い出や想いも受け継いでいけるように思います。

私共では、思い出や想いをジュエリーという形ある「宝物」に生まれ変わらせる錬金術を得意といたしております。

どうぞお気軽にお問い合わせ、ご相談くださいませ。

 

 

受け継がれる想いのリング(リフォーム)

ジュエリーは、時代を超え受け継がれていきます。
その歴史の過程では、「想い」と「宝石」はそのままに、リングの形状が変わって受け継がれていくこともあるかと思います。

姿形は変わろうと、想いを受け継いでいくというのはとても素敵なことだと思います☆

立爪リングにセットされておりました1ctのダイヤモンドを使い、新しいリングに生まれ変わらさせていただきました。
デザイン画を描いて、全てのパーツを作り上げたところでございます。

プラチナの塊を叩いて腕(アーム)を作り、線を作って小さなパーツを作りここまで出来ました。

手づくりリング(リフォーム)
単に出来あいの枠にダイヤをセットして出来上がりというものではなく、、デザインから地金の質まで拘り、物があふれている時代だからこそ、手作りのジュエリーとして完成度の高いものをお求め下さいました☆
私共はお客様の想いと期待に応えるために 全力を尽くしたいと思います。

小指にとまる蜂♪

ファンシーカットダイヤモンドが最近のお気入りですが、今回はいつものノーブルなジュエリーではなく、お茶目で可愛いオーダージュエリーをお作りさせていただきました♪
蜂さんです♪

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まず、0.7ctのオーバルブリリアントカットダイヤをお預かりしデザインを起こすことになりました。

オーダーリクエストは「ピンクゴールドでピンキーリングを」とのこと。
このオーバルダイヤ、VS1でEカラーですので、普段エンゲージリングにお勧めしているクラスのものです。

いままでもオーダーをいただいたことのあるお客様で、高品質な宝石を使ってオーソドックスなジュエリーではなく、「思いっきり遊び心のあるものがお 好き」ということも伝え聞いておりましたので、今回は前から作ってみたいなと考えていた昆虫でご提案した次第です。お客様もデザインを気に入ってくださ り、とても素敵なピンキーリングとなりました♪

翅はパヴェでメレーを敷いて、下の翅にはマリッジなどに入れている「ダイヤモンドダスト」と名付けているキラキラ繊細な輝きをもたせた表面加工を施しています。
翅の裏側は蜂ですので六角形や五角形の裏どりを施しました☆

リング部分はできるだけ細くして、蜂はほんの少し傾けてとまらせています。

ふっと飛び立ってしまいそうな風情で小指にとまっているように・・・。

でも、裏はしっかりいつも通り作りこんでおります!

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(写真では色がわかりにくいですが、すべてK18のピンクゴールドです)

作っていて、とても楽しくなってしまいました。ありがとうございました♪

夏休みの昆虫採集ではありませんが(笑)、色石を使った昆虫なども作ろうかな~?標本箱に入れてディスプレイしても楽しいかも?などと色々考え始めております。

 

世界でただ一つのエンゲージリング

まるでお姫様のためのようなエンゲージリングだなぁと思っている、HIROUMIのファンシーカットダイヤモンドを使ったソリテールリング。

先日、スペシャルオーダーで大きな中石でのオーダーエンゲージリングをお作りさせていただきました♪

婚約指輪

ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドは、輝きを最高に生かすカットで、エンゲージリングの王道ではありますが、私共としてはせっかくオーダー でお作りいただくのであれば「私だけのダイヤモンド」足りうる個性のあるものをお勧めしたいと、ファンシーカットのダイヤモンドもご提案させていただいて おります。

「ファンシーカット」のダイヤモンドは、「ラウンドブリリアントカット」に比べますと、カットもまちまちであったりしますが、その中で美しい形、カット、ダイヤの質、カラーと選りすぐっていくと、エンゲージにふさわしいクラスで美しいものはまさに一期一会。

不思議なことに、いくつか集まったルースの中に、必ず「これだ♪」と、素敵なリングの姿が思い浮かぶものが見つかります。

お客様もお気に召してくださり、「ペアシェイプブリリアントカット」のダイヤモンドに腕にメレダイヤを並べて、その方のためだけの、お贈りされる方の想いも籠った世界でただ一つのエンゲージリングが生まれました。

ともにマリッジリングもお納めさせていただきました。

エンゲージ・マリッジセット

お話をお伺い出来て、私共も幸せな気持ちにさせていただきました。
ありがとうございました。

末永くお幸せにと心よりお祈り申しております。

HIROUMIジュエリー完成のとき(オーダーメイド)

HIROUMIでは、お手持ちの宝石での制作も承ることがあります。

こちらはお客様がお持ちくださったK18リング枠に納まっていたオパールを、Pt950にメレーダイヤを添えて新たにお作りしたリングです。

想い出のある、贈り物のリングですがしばらく仕舞ったままになっていたというオパールに再び輝きを蘇らせるお手伝いです。

ブラックオパールリング

オーダーメイドで、飽きのこない正統派のリングをお作りいたしました。

特に凝った目を引くデザインでない、こういったシンプルなものの方が、全体のバランスの取り方で美しさの違いがはっきり表れますので、細部まで心を配って作り上げていきます。

例えば・・・・
・ 中石を留める爪の太さ、形状、中石に爪の掛る位置
・ 左右に添えるメレーダイヤの中石に対する大きさ、配置、高低差、留める爪の太さ、位置
・ リングの腕の形状、厚みや絞り具合

こういった所をそれぞれバランス良く組み合わせていくことが正統派リングの「作りの技」といえる部分です。

裏の裏まで磨き上げていること、滑らかな指に馴染むはめ心地は当然のことですが細部に渡っての心配りが欠けていては、作品の姿にも現れてくるように思います。

いつも、どんなジュエリーをお作りする時も長い時間をかけ、『最も美しく輝く状態』にまで仕上げて、HIROUMIのジュエリーは初めてお客様の元へお納めさせていただくこととなります。

お客様の身に着けていただいて、お客様と共に輝く姿にしていただいた時こそが本当の『HIROUMIジュエリー完成のとき』と考えております。

HIROUMIでお作りしたジュエリーを毎日楽しんで身に着けて頂けますように♪

 

新たなオーダーメイドリング

アトリエヒロウミで代々お作りしているアラベスクリングをベースに、お客様のイメージに合わせた組み合わせのリングをお作りいたしました。

アラベスクオーダーメイドリング

元々アラベスクはウェーブや唐草で優雅さを表現したデザインでしたが、優しさは残しつつシャープさを出した現代的なデザインに進化させたといってもいいかも知れません。

こういった細かな隙間や組み合わせで成り立つリングこそ、手作りで一つ一つパーツや石座を磨き上げて組み立てていかないと、美しいリングには仕上がりません。

リングのパーツ

ですが私共のアトリエでは、裏の裏まで磨き上げ、輝きを持たせた上に身に着けていただいた時のフィット感にもこだわりたいのです。

リングの裏側

一番美しく、一番着け心地の良いリングにする為にはとてつもなく多くの時間を費やして細かく細かく組み立て、そして磨き上げて出来上がります。

オーダーを下さったお客様は、「ずっと常に身に着けていくリングにしたい」という想いを持ってご注文下さいました。

私共のお作りするリングをお選び下さって大変光栄でございます。

アトリエヒロウミでは、オリジナルマリッジ、オリジナルジュエリーの他、既存のデザインからアレンジしたもの、一からデザインを起こすオーダーメイドジュエリーの制作も賜っております。

HIROUMI jewelleryお取扱店様、またはアトリエヒロウミまでどうぞお気軽にご相談くださいませ。

 

ペアシェイプソリテールリング♪

先日制作しておりました、ペアシェイプダイヤモンドを使ったソリテールリングです。

ペアシェイプダイヤリング

HIROUMIのダイヤソリテール(一粒石)リングは、オーダーが無い限りファンシーブリリアントカットのダイヤモンドでお作りしています。

ファンシーカットに使われるダイヤモンドは、元々のダイヤモンドの原石が、そのファンシーの形状に近い物をなるべくカットによって目方(カラット)を減らさないように最大限生かすようにカットされています。
よって、カットされたピースによって美しいカットのバランスの良いもの、良くないものの差が大きく出ます。
ですから、ファンシーカットの美しいと思うダイヤとの出逢いは、まさに一期一会なのです。

ラウンドカット(○型のカット)のダイヤモンドも素敵なのですが、どうしても4Cのクオリティ有りきでとらわれがちになってしまうのです。
もちろん私どもが選ぶラウンドカットのダイヤモンドは、4Cは目安と考えその中でもより輝く品質のものを厳選しております。

ダイヤモンドのグレーティングでは、4Cと言いまして「カラット(重さ)」「カラー」「クラリティー(透明度)」「カット」の4つを基準にダイヤモンドをランク付けします。

ラウンドブリリアントカットに対する「カット」のランク基準は、ファンシーカットには当てはまりません。ですから、ファンシーカットのカットの美しさの基準は選ぶ人間がどう見るかだけです。

HIROUMIのダイヤモンドソリテールリングは、ダイヤモンドの仕入先に「これぞ」という物が入った時にだけ見せていただき、目で見た後にルーペ でも確認し、ジュエリーに仕上がった姿を想像してみて、ワクワクして作りたくなるようなものしか仕入れません。ですから、作る本数も本当に少ないのです。 (中石サイズはオーダーで変えられます)

原石の個性を生かし相応しくカットし、磨き上げられたファンシーカットダイヤモンド。

ただ一つの輝きをエンゲージリングとして贈られるのはいかがでしょうか?

大阪梅田・阪急三番街「NAKANIWAファインダイヤモンド」さまにて、「ハートソリテールダイヤリング」と「ペアシェイプダイヤモンドリング」がご覧いただけます。(ナカニワファインダイヤモンドの新店舗はこちらです2014/5更新)

今やらなければならない事(ペアシェープダイヤリング)

東日本大震災にて被災されました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

先のブログで書きましたように私に出来る事はそう多くありません。
ですから今自分が出来る事を力いっぱいしようと思います。
私にできる事、それはジュエリーを通じて少しでも皆様に貢献できるように努める事です。

ですから今日から改めてジュエリーに関するブログを再開させてまいります。

実は以前から何を作ろうかとあたためておりました0.5Ctのペアシェープダイヤをソリテールのリングに作る事に致しました。
で、思い切って制作している風景を写真に収めましたので一気にご覧いただこうと思います。
前回のマーキースと同じ制作工程の場所は、同じ写真を一部使用しております。

①先ずは地金を用意して、叩いて丸めます!
結婚指輪:角棒から輪っかに

②そして曲げた際にできる歪みや厚みの変化をヤスリで削って整えます。
リングをヤスリで削る
③そしてダイヤの入る部分を決めます。

こうしてダイヤを実際においてみるんですよ☆ひっくり返しておくのがコツです。
で、概ね把握が出来たら完全に腕を成形してしまいます。
結婚指輪:ダイヤの仮置きとリング指馴染み

④腕をバフにて磨き上げてしまいます☆
通常は最後に磨くのが一般的ですが、アトリエヒロウミでは途中段階で、先に仕上げてしまいます。もちろん、ちゃんと理由はあるんですよ♪
仮磨き
⑤次は頭の部分。頭と言われても解らないですよね(汗)
ダイヤを乗せるための石座の事です。それをヤットコで、くいくいっと曲げて作っちゃいます。で、腕(リング)と合体させちゃいます。
何気なく書いちゃいましたが、実は全てのバランスがここで決まってしまうので、最も慎重にかつ時間を掛ける作業なんです。
そのあとに、中石の爪を角度の調整をしながら一本ずつセットしていきます。
結婚指輪:ダイヤ枠制作

⑥次は石合わせです。
出来上がったリングにメレーダイヤをセットしていくためにドリルで穴をあけて行きます。
メレーダイヤが入るかチェックしながら、ひとつずつダイヤの直径に合わせて穴をあけて行きます。。
さっきからリングについている透明なのは何かな~と思われている方も多いのではないでしょうか?実はこれセロハンテープです。
先に腕を綺麗に鏡面仕上げしておりますので出来るだけ擦り傷がつかないように保護しております。
手間ですがこれも大事な心づかいです。
メレーダイヤの石合わせ1
⑦ダイヤがしっかりと入るかチェック。深さやお隣のダイヤとの隙間の具合もチェック!
メレーダイヤの石合わせ2
メレーダイヤの石合わせ3
ピッタリと入りました。
このメレーダイヤ大きく見えますが直径1.60ミリなんですよ。
1.62ミリなら、もうこの穴には入りません。

⑧あと石留めや諸々の作業が行われて完成です!!
一気に完成の写真です。
ダイヤモンドring完成
⑨繊細な腕にメレーダイヤをセットしておりますが、しっかりと腕にも刻印を入れております。
腕の幅が細いので刻印を入れるには緊張します。さらにはしっかりと金槌で打ち込みますので、その際に腕が伸びてしまってリングサイズが0.3番ほど大きくなってしまうのです。
しかし、初めの段階でちゃんと0.3番小さく作っておりますので大丈夫なんですよ☆伸びてくれてちょうど良くなるのです。
伸びしろも計算に入れて制作に取り掛かります。
刻印
手作りの場合、完成のイメージは職人の頭の中にあるので、どのような順番で制作すれば良いのかというのは作り手の考え一つです。
それによって完成度も大きく変わってしまうと言っても良いと思います。
さて、こちらのリングはどこで皆さんにご覧頂けるようになるのでしょうか(汗)
ホントに出来たてホヤホヤなんですよ♪

皆さんに少しでも手作りの温かみが伝わりますように☆

オーダーエンゲージリング♪

偶然HIROUMIをお知りくださったと、ご近所にお住まいの若いカップルさんがアトリエをお訪ねくださいました。

たぶん、アトリエの前は普段通っていらっしゃたのでしょうが、表から見ても店舖の形態ではないので、
ジュエリーを作っているのはご近所でも知る人ぞ知るのアトリエヒロウミです。(笑)

エンゲージリングのオーダーを賜わりまして、色々ご相談のうえ、あえて立て爪の中石を使わない、普段使いにも違和感のないシンプルな平甲丸リングに
メレーダイヤを散りばめたエンゲージリングをお作りさせていただきました。

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ダイヤは、婚約の証にふさわしい最上ランクのものに、今回はアーガイル産の天然ピンクダイヤも添えさせていただいております。
写真では少し色が薄く見えてしまいましたが、実際の方はピンクがくっきり効いています。

清楚な中にも華があるお客様だけのエンゲージリングが出来上がりました。
少女のように初々しく可愛い婚約者さまにぴったりのリングになったのではないかなとニンマリしてしまいました。

お好みもあるでしょうが、立て爪のソリテール(ひと粒石)リングは普段使いし辛いこともあり、仕舞ったままになりがちというお話もよく伺います。
リフォームのご相談でも、ソリテールリングを普段使いできるものに、脇石を添えて華やかなリングにといったご相談がままあります。

お二人のライフスタイル、お好みに合わせて、ソリテールにこだわらずこういったエンゲージリングを選ばれるのも素敵だと思います。
想いのこもったリングはいつも身に着けていただいてこそですから、邪魔になったり引っ掛かりがないデザインはぴったりですね♪

アトリエでは、お好みに応じたエンゲージリングをデザイン、ダイヤ探しから完成まで、一からお作りさせていただいております。

お気軽にHIROUMIお取扱い店、もしくはアトリエヒロウミまでご相談くださいませ。

パール・ルビーペンダント

記事に少し間があいてしまいましたので先に完成品を載せようと思います。

パール&ルビー(非加熱)ペンダント

パール&ルビーペンダント(手づくり制作)
パーツ類の制作&組立作業

制作途中から完成までの写真をすべてUP致しました。
完成の写真からだけでは解らない所など他の写真を見れば解りやすいかと思います。
出来上がりましたペンダントは立体感とバランスの取り方が重要となりますので、途中途中のチェックに多くに時間が必要となりました。

パールの膨らみの影ででルビーが暗く見えてはいけませんし、パールには厚みがあるために、チェーンを通すと重さのバランスが悪くひっくり返ってしまう事がありますので、重さのバランスの一番良いところに環を付けチェーンを取り付けいたしました。
チェーンも本体の持っている雰囲気と合わせ、こちらのものにいたしました。

胸にお着けになられた際に、もっとも美しく見えますように、メレーダイヤを彫り留めしている所にも立体感を付けております。
そうすることにより雰囲気を良くするだけではなく、ペンダントを少し斜めからご覧になられましても美しく輝きます。

ボリュームがあるように見えますが、実はとても軽く仕上がっております。
それは「パールの座」や「メレーの裏取り」「本体の裏板(腰張り)」の切り抜きなど、細部に渡り不要な地金はそぎ落とし強度を持たせつつも繊細に作っているからです。
もちろんデザインも考慮して美しく仕上げております。
ですから裏側からご覧になられましても裏側なのか?と思ってしまうほど美しいです。
どのようになっているのか一度ご想像下さいませ☆

この度はオーダーをいただきまして有難うございました。

パール&ルビーペンダント制作 1

Ptシャトンパーツの制作1

Ptシャトンパーツの制作2
完成したパーツを並べてバランスを見ている

先のブログにてオーダー頂いておりましたパールを使用したペンダントの制作です。
お求めいただきましたリングとコンビになるようにデザインを起こし、お打ち合わせをしましてから、素材の選択をし制作をしていくうえでの構想を練り上げ、ついに制作に取り掛かる事になりました。

そして、今回の制作にはもう一つ大事な事があり、お客様のお持ちでした綺麗なルビーを使用させていただける事になっておりました。これは職人冥利に尽きます。

さて、左上の画像のように小さなパーツからヤスリで細部を削り出して2つのパーツを作りだします。
それらを合わせますと右上のように少しクラシカルなメレーダイヤを留めるための枠が
出来上がります。

この枠はサイドから見てもアーチ状に削り出しており、ダイヤに光が入りやすくするとともに、しっかりと光を反射させますので、より綺麗にダイヤが輝きます。
とはいえ、とても小さなパーツになりますので削りだすのにも一苦労です。
さらにこの小さなパーツの状態で綺麗に磨き上げておくことで、組み立てた時に細部まで綺麗なものになります。
それには多くの時間を費やしてしまうのですが、完成時に大きな差が出ますので、どうしても必要で大切にしたい工程なのです。

これらのパーツを作ることが出来ましたら本体になる部分を板から打ち出して成型します。
それらが出来ましたらいちど並べて全体のバランスを確認します。
この時にパーツ同士の高さであったり、ルビーを並べてどのような輝きになるか確認します。