新作を制作中

私共のアトリエでは年に数回の展示会しかおこなっていないものですから、なかなか皆さんのお目に触れる機会が少ないかも知れません。
ですが、常に新作は作り続けております。
一点一点制作を行なっておりますので、作品数は多くないのですがそれで良い思っております。
大事に作り上げた作品たちだからこそ物語も生まれます。

ただ、見た目に綺麗だというだけでなく、しっかり細部まで磨きこまれジュエリーとして長く愛していただけるそういった作品たちだけを作ろうと思っております。
裏取りの仕上げ中
木綿糸に研磨剤を付け、通常仕上げができないような細部まで磨きこんでいきます。
そうすることで輝きが増すだけでなく、より洗練られたものに仕上がっていきます。

現在制作しております新作たちは2013年2月にお披露目をさせて頂く予定です。
何点出来上がるかわかりませんが、きっと数点の新作になると思います。
たったの数点?と思われるかも知れませんが、しっかりと作りこまれたものはたったの数点しか作れないのです。
どうぞ完成をご期待くださいませ。

時効硬化

今日は海外から送ってもらった工具を作業机に取り付けておりました。
これでまた新しい作業をすることができます☆

他にも本日は当アトリエでは珍しい作業を行なっておりました。
シルバーの硬化処理です。
お世話になっている方からシルバーで作ってもらいたい物があるということで、依頼された品を作っておりました。
(通常シルバーの取り扱いはしておりませんのでご了承下さいませ。)

今回は鋳造という方法で制作したのですが、どうしても他の貴金属に比べるとシルバーは柔らかいので、使用方法によってはすぐに曲がってしまうことがあります。

そこで、シルバーを固くするため「時効硬化」を行いました。
電気釜を一定の温度にして、一定時間熱すると、あら不思議!倍ほどの硬さになるんです。
(品物にはボカシを入れております。)

シルバーとは思えない硬さです。
これでお使いいただいても曲がらないでしょう。
ちょっとした配慮なんですが大切なことですよね。

今ジュエリーの業界では多くの工程が分業化されており、加工、石留め、キャスト、・・・と別れております。
しかし、それでは「知識」も「道具」も分散されてしまいます。
そうなると、自由に作り手の意志を作品に反映させることができなくなってしまいます。
これが、分業化させず可能な限りアトリエ内で作業をできるようにしようと思った理由の一つでもあります。

最近、様々な道具を追加し研究などしていたのも同じ理由です。
よりよいジュエリーを生み出するように、これからもアトリエヒロウミはがんばりますよ☆
時効硬化&輸入工具

マリッジリングに込めるHIROUMIの想い

HIROUMIのマリッジリングは全て手づくりによる鍛造製法によって、ご注文を頂いてからその方の指のサイズに合わせて一本一本おつくりしております。

プラチナの配合から、金槌で叩いて鍛え、リングを削りだして、ダイヤのセッティング・仕上げまで、全てHIROUMIの工房にて行なっております。
それは目に見えない強度的なものであったり、はめた時の心地良い感覚、ダイヤのセッティングの細やかなところまで全てHIROUMIの想いを反映させたいがためです。

こちらのリングは、
これから二人で年月を重ねていく中、多くの喜びとともに、手を取り合って乗り越えなければならないようなことも出てくるのではないかと思います。
その様なとき、しなやかに柔軟に二人で困難を乗り越えていくさまを表しております。
どうぞお手にとってご覧いただければ幸いでございます。
http://hiroumi-jewellery.com/haute-couture/marriage-home.html
結婚指輪(コレクションNo.3、No.4)
左から HM003M/HM003L/HM004L/HM004M

更新してなくとも、鋭意制作中です☆

さて、気が付けばもう11月です。
前回のブログ更新から2ヶ月もたってしまいました(^_^;)

決しておさぼりしていたわけではなく(汗)、皆様よりご依頼頂きました品物や、アトリエ作品の制作、更には新しい道具を導入して新たな作り方の研究などに明け暮れておりました。

特に新しい道具などは導入すると使い方の研究に時間がかかってしまいます。
どんな便利な道具でも、使い方は自分たちで研究しなければなりませんので、それがちょっと大変なんですね。
特に土日は徹夜で研究事に没頭する日々です。

常によりよいものを皆様にお届けできるように日々努めております。
お待ちいただいている皆様、ただいま鋭意製作中ですのでどうぞご期待くださいませ(^^)