HISTORY
HIROUMIの歴史
HIROUMI(ヒロウミ)の歴史
1930年、大阪。
一人の青年が、宝飾加工職人の道を歩き始めました。
ヒロウミの創始者である廣海 清。
貴金属を磨き上げ、宝石の美しさを最大限に引き出す匠の技は、
新たな技法を加えながら、息子である二代目、廣海 康夫へ、
孫の三代目、廣海 貴晴へと受け継がれています。
細部までこだわり、慈しみながら手仕事で仕上げる
日本の職人ならではの技とこころを
さらに次の世代へと伝えていくために。
そして、大切につくり上げられた逸品をまとう幸せを
より多くの方に感じていただくために。
ヒロウミでは一切の妥協なく、ジュエリーの制作に取り組んでいます
![石膏型で残している作品](_src/10502/img20210214230709235343.jpg?v=1685966735464)
つくりの軌跡
一点一点全て手作業で作られていた時代。
初代は独立してより一貫して高級品の逸品ジュエリー制作にこだわり、
数多くの一点物のオーダージュエリーを作り続けました。
戦後、良いものを理解して下さるジュエラーや
お客様に恵まれたこともあり、十分な時間をかけて想いのままに
腕をふるって作っていたようです。
当時の作品はすべてお客様の手元に納まり、
アトリエには全く残っていませんが、
作品の一部は記録として石膏型として大切に残されております。
逸品を作り上げるために必要な心。そして引き継がれた技術。
そのすべてが今のアトリエを築き上げる礎となりました。
そして残された作りの形跡は、大いなる遺産と言えるでしょう。
受け継がれる伝統の技
技能とはデザインを具現化する為に必要な能力のこと。
手仕事で丁寧につくられたジュエリーは、
隅々にまで、職人の技とこころが行き届いています。
その違いは、目にした時、身につけた時、
必ず感じていただけるものと私たちは確信しています。
たとえば、金属を熱く熱し、叩いて延ばし、形づくる
“鍛造”と呼ばれるリングの製法。
職人が地金と対話しながら
指先に伝わる感触を大切につくり上げたジュエリーは、
指や肌に馴染み、美しさと共に日常的に身につけられる強度を誇ります。
たとえば、硬質なプラチナを削り、
ダイヤモンドを留める小さな穴の内側までを磨き抜く、こだわり。
素材とデザインの良さを最大限に引き出し、
裏から見ても美しいジュエリーは
一点の曇りもない高貴な輝きと品格に満ちています。
![ジュエリーの組み立て](_src/10487/s2_dsc5976_2605.jpg?v=1685966735464)
![ジュエリーデザイン](_src/10543/img20210215235810685167.jpg?v=1685966735464)
スケッチから生まれるデザイン
デザイン画の前にかならず必要なラフスケッチ。
多くのオリジナルデザインのジュエリーを手がけてきました。
その多くは、ご希望の形や想いをデザインとして
描き留めることも多かったようです。
オリジナルのデザインともなると無から生み出すため、
時には草花を時には昆虫を、時には風かおる季節の香りからも
イメージを膨らませます。
そのため、コンピューターによる製図ではなく
デザイナーのイメージや感性をそのまま描き留めることのできる
「スケッチ」を最も重要視してきました。
その手法は時代が移り変わった今のアトリエでも
変わらず受け継がれております。
![パール&ルビーフラワーリング](_src/10545/img20210216015656216747.png?v=1685966735464)
ARTISANS
匠の継承
:: 二代目 ::
![2代目 廣海康夫](_src/10612/product1.jpg?v=1685966735464)
廣海 康夫 (Yasuo Hiroumi)
国家検定「貴金属装身具 一級技能士」
第11回 技能グランプリ 1位
細部にまで魂を込めたジュエリーの作りを。
アトリエの二代目として、初代の技術のすべてを引き継ぎ、現在分業化されている枠の加工から、宝石のセッティングまで一貫して行うことの出来る数少ない作り手です。「良いデザインと出会うと挑戦したくなる」常に高みを目指す姿勢に、ジュエリーマスターの称号をいただくまでになりました。
<略歴>
1966 彫金を学び始める
1990 国家検定「貴金属装身具一級技能士」取得
1992 第11回技能グランプリ 1位
(一級技能士全国競技大会)
労働大臣賞 / 大阪府知事賞 受賞
1998 ジュエリーマスター 認定
2011 大阪府優秀技能者表彰 受彰
:: 三代目 ::
![3代目 廣海貴晴](_src/10608/product1.jpg?v=1685966735464)
廣海 貴晴 (Takaharu Hiroumi)
国家検定「貴金属装身具 一級技能士」
第35回 技能五輪モントリオール国際大会 1位
後世にまで誇れるジュエリーの制作を。
技能五輪モントリオール国際大会にて日本人として初めての金メダリストとなったのをキッカケに、アトリエの三代目としてスタッフ達と共に後世の方に見られても恥じることのないような技と心を込めたジュエリーを一つ一つ丁寧に作り上げたいと思っております。
<略歴>
1995 彫金を学びはじめる
1998 第36回技能五輪全国大会1位 / 労働大臣賞 受賞
愛知県職業能力開発協会会長賞 受賞
1999 第35回技能五輪モントリオール国際大会 1位
日本人初の「金メダル」/ 愛知県知事賞 受賞
2000 「アトリエヒロウミ」三代目として始める(大阪)
労働大臣賞 / 日本ジュエリー協会会長賞 受賞
2005 国家検定「貴金属装身具一級技能士」取得
2007 大阪府知事賞 受賞
2009 大阪府青年優秀技能者表彰 / 大阪府知事賞 受賞
2013 JJAジュエリーデザインアワード
プラチナ・ギルド・インターナショナル賞 受賞
大阪府優秀技能者表彰 受彰
2014 技能検定員としての貢献に「感謝状」拝受
TEAMWORK
チームワーク
チームワークから生まれるハイジュエリー
デザインから完成まで。自社での一貫生産体制。
ネックレスやティアラなど大きな作品づくりは、一人では完成まで数年を要する場合もあります。デザインも経験の積み重ねからアイデアが降りてくる場合が多く簡単ではありません。
どんなに熟練した職人やデザイナーでも、一人ではできることが限られるため一人で困難なことは二人で、二人で難しいことは三人でと言うようにHIROUMIでは仲間で協力し合うことでお客様に喜んでいただける輝くジュエリーを完成できるように努めております。
![ハイジュエリーのデザイン画](_src/11343/news2.jpg?v=1685966735464)
デザイナー
想いを想造、こころ伝わるデザイン。
フルオーダーやリモデルでは、お客様のお好みやご要望をHIROUMIのデザイナーがデザイン画に描き起こし、お客様の想いを形にするお手伝いをいたします。
デザイン画は鉛筆で描き着彩した手描きで多くを描いています。
それは指の力の入れ加減による線の微妙な強弱が立体を生み出し、ジュエリー独特の「雰囲気」を描くことができるからです。
ジュエリーのデザインは手にする方にとってはかけがえのない宝物のための下絵です。お客様が本当に求めていらっしゃる心の声を聞き漏らさないように、宝石の魅力を最大限に引き出せるように宝石たちとも対話しながら丁寧にひとつひとつデザインさせていただいております。
※デザインのご相談は、お取扱店を通じても出来ますので店頭にてご要望をお伝えください。(一部店舗除く)
![ハイジュエリーの制作](_src/11345/news2.jpg?v=1685966735464)
ジュエリー職人(手づくり)
デザインに忠実に、立体を形づくる
熟練した技術で、デザイン画をもとに貴金属を鍛え立体にしていくジュエリー制作で最も中心となる作業です。
ジュエリーを形作るための説明書はありませんので、経験からどの様な手順で制作すれば美しいジュエリーに仕上がるのか即座に考え作業に入ります。
たとえば、指輪のベースになる部分を作ってから各種パーツを作り、部分的にはダイヤモンドを留める下準備を施して、時には一部分のパーツだけ先にダイヤモンドを留めてから組み立てたり、手順を間違えると美しい仕上がりにはならないので段取りがとても大切になります。
手作業で、貴金属を叩き鍛え、糸鋸で切り、ヤスリで削り、バフで磨きを施す。いつの時代になっても手作業が基本となりジュエリーが生み出されていきます。
また、職人の仕事は単なる作業ではなく、平面のデザインを立体にするのでセンスがとても大切になります。ですから、デザイナー任せではなく職人も感性を磨くことが常に求められます。
![ハイジュエリーの宝石セッティング](_src/11349/news2.jpg?v=1685966735464)
彫金師(石留め&彫刻)
宝石をジュエリーの枠にセットする作業。
石留め(セッター)とはダイヤモンドなど宝石類をジュエリーの枠にセットし留めていく作業です。
宝石はカットが揃っているように見えても個々に少しずつ大きさや深さが異なるので、ドリルなどを使いジュエリー枠に適切な深さにおさめ、貴金属で出来た爪を倒して宝石を固定していきます。
宝石の向きや位置、爪の形を綺麗に整えることで宝石が持つ輝きを損なわないようにするのもセッターの役目です。
基本的にやり直しが出来ませんので、どんなに綺麗に枠を作っていても石留めで宝石が傾いていたり爪の大きさがバラバラでは綺麗に見えないので、宝石の留めでジュエリーの良し悪しが決定すると言っても過言ではないほど重要で緊張感のある大切な作業です。
彫刻はタガネで貴金属面に桜や花びらなどを彫る作業です。
こちらも技術習得に時間がかかることや彫り直しができないこともあり、できる熟練の職人は減りつつあります。
<Collection>
<Company>
Copyright HIROUMI Co.,Ltd. All Rights Reserved.