「アトリエのおはなし」カテゴリーアーカイブ

アトリエの歴史や出来事、制作での側面的出来事など全般を書き留めております。

二年目の新作マリッジリング♪

アトリエヒロウミ初めてのオリジナルジュエリー、HIROUMI marriage collection を世に出して今年で丸二年を迎えます。

日々の制作に向き合っていますと、いま手にして制作している目の前の作品に全力投球になってしまいがちですが・・・。
(それはそれで、とっても重要なことではありますが)

振り返って数えますとあっという間に時は経ち、この二年の間になんと多くの方々に誓いの印としてHIROUM マリッジをお選びいただいたことでしょうか。

マリッジリングこそ特別のものであってほしいという想いを形にしようと生み出したマリッジコレクションですが、これを発表するまでは、ほとんど作り 手のみに徹しておりましたので、業界では知られておりましても、一般では「知る人ぞ知る」というジュエリーアトリエでございます。

そんな私どもが作ったマリッジリングを評価して下さり、想いをくみ取ってくださり、私たち以上に熱くお客様に語ってくださった販売店の皆さまのお力 を借りてのことでございますが、数多くのマリッジリングの中からヒロウミマリッジコレクションをお選びくださったということは、有名であるとか、人気があ るとか、世間の評価ではなくお客様ご自身が見て、触れて下さった感性で「私たちのマリッジリングはこれだ!」と選びとって下さったものであると確信してい ます。

心からの感謝を申し上げます。

改めて気を引き締め、これからも常に身につけていただき、人生を共に歩んでいただく大切なリングとして、手を掛けて慈しんで仕上げて、お客様の元へお届けいたして参ろうと思います。

さてこの度、ヒロウミマリッジコレクションに新たな顔ぶれを加えさせていただくことになりました。

新作結婚指輪コレクションNo.6

写真のリングは、HIROUMI marriage collection No.6 のペアです。

今までにないシンプルな細身のペアとなっております。

レディスにはサイドからもダイヤが見える形に、今までより大き目のメレダイヤを3ピース留めております。これをオプションで5ピースに変更もできます。

メンズは鏡面仕上げの美しさを楽しんでいただける仕上げとなっております。細身のシルエットは、リングに慣れていらっしゃらない男性にも違和感なく着けやすいものとなっています。

どちらも平打ちリングをベースにしておりますが、リングの側面にわずかに膨らみをもたせ、内甲丸の指なじみとともにしっくり指になじむ、当たりの良い仕上げとなっております。

またレディスは、他のリングと重ねてお着けになってもダイヤが当たらないようにするためにもリング側面に膨らみをもたせております。

マリッジコレクションお取扱店さまでこれから順次お披露目させていただきますので、詳しくは最寄りのヒロウミマリッジコレクションお取扱店までお問い合わせくださいませ。

シンプルながら美しい、自信作です!

名古屋へ出掛けてきました

先日いただいた「素晴らしい本」に掲載されているヒストリックリングの展示会がMIKIMOTO名古屋店さんで行われていましたのですが、最終日になんとか駆け込みで観に行くことが叶いました。

ミキモト名古屋支店

現地で、私 廣海貴晴の師匠、現代の名工・首藤治親方と合流。
四日市在住のジュエリーコーディネーター1級の橋本佳代さん、愛知在住の元ジュエリー・ビジネス・スクールスタッフの加藤ゆかりさんも集まってくださり、首藤親方の解説の元、じっくり歴史的価値のあるリングたちを拝見することができました。
MIKIMOTO名古屋店の皆さま、お騒がせいたしました。色々見せて下さいまして有難うございました。

その後、首藤親方の本拠地、覚王山の「ジュエリークラフト・シュドウ」へお邪魔しまして、新作を中心に作られているジュエリーをじっくり見せていただきました。
首藤治

いつも背中が見えるくらいに前を歩んでいて、追いつけ追い越せで背中を見ながら「がんばるぞ!」と思わせてくれる師匠がいてくれるのは有難く、幸せなことだなと思います。

この日も、忙しい中を一日付き合ってくれて、語ってくれる中に色々示唆が込められているように思いました。
首藤親方、ありがとうございました。

新作のマリッジリングを撮影してもらいました♪

久しぶりに、カメラマンさんに撮影をお願いしました。
新作のマリッジリング「コレクションNo.6」を準備中なのです。7月より正式発表となります♪

ジュエリーカメラマン

ヒロウミマリッジをご購入下さったお客様には、完成した時に記念写真をフォトフレームにお入れしてお渡しするようにしていますが、それはアトリエ内で撮影させていただいております。

プロのカメラマンさんでも、写り込みのある金属や、ダイヤのきらめきをありのままに写すことは至難であります。

いつも無理なお願いばかりするのですが、今回も丁寧に撮影して下さりました。

百聞は一見にしかず。触ればその違いが目を閉じていてもわかっていただけるジュエリーとなっています。どうぞその手でお確かめ下さいませ。

実物はこちらのショップにてお手にとっていただけます。

メレーダイヤの品質

メレーダイヤチェック(HIROUMI)
10倍のルーペで傷や色などの確認作業

 

私達は魅力的なジュエリーを制作したいという想いから、制作にこだわるのと同様にメレー(小粒)サイズのダイヤモンドにも強いこだわりを持ち、厳選した高品質の物だけを使用しております。

どれだけ丁寧に制作したものであっても、それに見合うダイヤでなければ良い結果には繋がりません。
だからこそ、より品質の高い物を私達も求めるのです。
とはいえ、常に良い宝石を取り扱う業者との信頼関係がなければ良い品を取り扱うことは困難なのです。
お互いプロ同士ですので認めあう関係でなければ成立しません。

その中から、限りなくカラーレスで美しいプロポーションの物だけを厳選して選んでいきます。
だからこそ、小さいサイズの物でもしっかり強い輝きを放つのです。

元々、品質の高いものだけを取り扱ってきておりますが、その中でも
「科学的に綺麗に見えるもの」と「視覚的に綺麗に見えるもの」との違いについても話し合います。
それは高品質だからと慢心せずに、常に最上のものを追い求めていきたいという姿勢からなのです。
ダイヤだけでも技術だけでもいけません。お互いの相乗効果により美しく輝くのです。

これからも良いジュエリーをお届けする為に、妥協することなく誠実に取り組んでまいりたいと思います。

厳選したメレーダイヤ(HIROUMI)

HIROUMIから生まれるジュエリーたち

ヒロウミマリッジ(結婚指輪)No.3

私達が皆様にお手に取っていただきたいジュエリーとは・・・。
そんな想いを少しずつでもご説明できればと言う想いで、今までとは少し違った形で
ジュエリーを制作している私たちの考えもふまえてブログを始めたいと思います。
「HIROUMI」は1930年に初代が創業してより現在で三代目となり、一貫として手作りを主に
ハイジュエリー製作で歴史を積み重ねる宝飾加工アトリエのオリジナルブランドです。
時代の流れの中で様々な技法が生まれる中でも何故手作りにこだわるのか。
ホームページだけではお伝えしきれない事を綴り、このブログを通じ感じていただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。<三代目>