「つくりのお話」カテゴリーアーカイブ

エンゲージメントネックレス

最近はプロポーズでダイヤモンドのルースだけを贈られて、お相手の好みのリングやネックレスにお仕立てされたりも多いそうですね。

今回、そのようなご依頼でエンゲージネックレスを制作させていただきました。お客様のお好みのK18イエローゴールドでのご希望でしたが、ご婚約者様がとってもきれいなダイヤモンドを贈られていらっしゃったので、せっかくならその透明な輝きを更に映えるものにと頭を捻りました。

石枠まですべてイエローゴールドにしてしまうと、覆輪はダイヤへの映り込みも多少なりともありますし、どうしても印象はカジュアル寄りになります。普段着のアクセサリーならそれもありですが、今回はご婚約の証でもあり、せっかくオーダーでお作りいただくのであれば、これからの一生、色んなシーンでお着けいただくことを想定すると、品格も持たせた気高いものにしたいなと

ダイヤモンドを取り巻くホースシュー覆輪はプラチナ仕立て、チェーンはお客様好みで肌なじみの良いK18イエローゴールドでのお仕立てをご提案させていただいてこの姿に決まりました。

既製品では地金は全体に同じものを使うのがごく一般的ですが、せっかくオーダーでお作りいただくのですから、世間一般のセオリーを気にすることなく、お客様からお預かりするルースや、お似合いになるものを、その時々一生懸命考えます。

こちらも、先々装いが変わられたり、お年を召して来られたりでプラチナがしっくり来ると思われるようなお気持ちの変化があれば、チェーンだけ交換するのはとても簡単なリモデルですので、そこも考えて石枠の丸カンはプラチナに致しております。

私共でお仕立てするジュエリーは、お着けいただくお客様を更に輝き、映えるものを念頭において、既成概念にとらわれずお仕立ていたしております。

お客様のお誕生日がご入籍日だったとのことで、記念のパーティでお着けくださったお写真も送ってくださいました。

遠くからのご注文ですと、納品はお送りすることも多く、お着けいただいたお姿を拝見できない場合もままありますが、こういったお写真で拝見できて、嬉しいご感想もいただくと喜びもひとしおです。
ありがとうございました。

時を経ても色褪せないジュエリー

ご両親様のご婚約の証に贈られた婚約指輪と、お返しのタイタック。

お二人のお嬢様へお譲りになるということで、リモデルのご依頼を承りました。

時代と共にジュエリーのスタイルは変われども、ダイヤモンドの輝きは褪せることがありません。

記念のお品ならなおさら、今のスタイルにリモデルして陽の下へいざなってあげましょう。

光がなけれれば、どんなに美しいダイヤモンドも輝きません。

仕舞い込んでおくのはもったいないことです。

おひとつは繊細な6本爪で、もうおひとつは覆輪留めをアレンジした、下側に明り取りを設けた弊社のオリジナル、ホースシューデザインの留め方です。どちらもふんだんに光を取り込んで、美しく輝くセッティングを施しております。

きっとお嬢様お二人の胸元で、ご両親の想いと共にいつまでも輝きを添えてくれることでしょう。

私共は時を経ても、初めて身に着けていただいたときのときめきがいつまでも褪せることのない、着けるたびに喜びを感じていただけるようなジュエリーにお仕立てすることを信条としています。

オリジナルジュエリーはもちろん、お手持ちの宝石でのリモデルのご相談もお気軽にお寄せください。

お問い合わせはこちらからどうぞ

オーダーメイドのサファイヤリング その1

お取扱店の北九州市小倉にあるDITIQUE(ディティーク)さまを通じてご依頼いただいた、お客様がお持ちの非加熱サファイヤを使ったリングの制作をご紹介させていただきます。

今回のリングはお母様の傘寿のお祝いに贈られるとのことで、お客さまご自身がお母様の誕生石のサファイヤの非加熱のものを探して手に入れて、どこに制作を依頼しようかと調べられ、今までの制作したリングをご紹介した写真をたまたまご覧になって私共に白羽の矢を立ててくださいました。

非加熱ならではのシルクインクルージョンが角度によってくっきり。個性的な面の少ないファセットカットのサファイヤに腕が鳴ります。

 

オーダーやリモデルをお考えで、遠くにお住まいのお客様ならば、最寄りの弊社のお取り扱い店でご相談ください。

私共のジュエリーの作りをよくご存知で、宝石にも詳しいお店ばかりですので、どちらでご相談いただいても本社アトリエと連携しHIROUMIクオリティのオーダーメイドジュエリーをお手にしていただけます。

ここぞの大事な贈り物も、お任せいただいて間違いないものを制作いたしております。

エメラルドカットが更に映えるリモデル

ジュエリーをデザインしたりお仕立てしながら、いつも思うのです。

美しさを何にどう感じるかというのは、人それぞれだとわかっていながらも、普遍的な美しさとはどんなものであろうかと。

地球にはぐぐまれた宝石たちも、カットや磨き方次第で様々な表情を見せてくれます。
ジュエリーとして身に着けられるように形作られるときに、宝石自体をいかに活かせられるか

宝石自体がそれだけでも魅力がある場合には、できるだけそれをより映えさせることを考えてデザインし、仕立てております。

無理に大げさな目に留まるようなデザインにせずとも、脇役をそこに清冽に控えさせるだけで、中心に据えられた宝石が浮き立つような、透き通る透明感を損なわないように、更に映えるように…

とてもシンプルなダイヤを取り巻いただけのリモデルに見えるかも知れませんが、センターストーンのエメラルドカットと周囲の取り巻きの間にわずかにスキマを作ること。これがもっとセンターストーンに寄っていると、エメラルドカットもせっかくの取り巻きのメレーダイヤも干渉し合って、こんなにスッキリしたものには仕上がりません。

メレダイヤの大きさも、並べて周囲の取り巻きにぴったり収まるように選び抜き、メレダイヤのカットも選び抜いて揃え、留める向きもすべて揃えています。

デザイン画の段階で、ぴっちりスキマの間隔やメレダイヤのサイズも決め込んでおきます。

 

こういったさじ加減は、長年ハイジュエリーを手掛けさせて頂いて来た中で、自然に会得してきたものかと思います。

目を引くデザインではないかもしれませんが、よく見て感じていただけると、美しさの違いはわかっていただけると思います。

何よりも身に着けて頂いたときにおわかりいただけることかと思います。

マリッジコレクション、ハーフエタニティ、ヒロウミコレクションなどのHIROUMIオリジナルジュエリーをはじめ、お預かりした宝石でのオーダーやリモデルも、このような長年培った技術と感覚を元に、すべてのジュエリーにオートクチュールのお仕立てでお応えいたしております。

オーダーやリモデルのご相談もどうぞこちらからお気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

 

 

オーダーメイドの楽しさ♪

お手持ちの宝石でのオーダーも承っております。

せっかく手に入れた宝物ですから、ジュエリーに仕立てる際に選ばれる工房もじっくりご検討いただけたらと思います。

私共は一般のお客様からのオーダーを承るようになってからまだ日は浅いといえますが、三代に渡ってジュエリーメーカーやデザイナー様、宝飾店等からのご依頼で逸品制作でジュエリーをお仕立てして参った長い歴史があります。

言わば、『プロフェッショナルのお眼鏡に叶うもの』を長くお仕立てしてきていますので、どこに出していただいても恥かしくないものをお仕立ていたしております。

本日ご紹介したペンダントは、お客様がご購入されてたとても美しいペアシェイプカットのダイヤモンド。

シンプルで美しいペアシェイプの形を生かしたペンダントに仕立てたいと、色々工房をお探しいただき私共にご依頼くださいましたが、よくぞ私共を見つけて下さったと驚きました。
しかも何時間も掛けて遠いところからわざわざお越しくださいまして、その熱意にお応えできるものを、心を込めてお仕立てさせていただきました。

「石枠を作ってダイヤモンドを留めただけでしょう?」
「特に目立ったデザインの特徴もないものだし」どこでも作れると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、シンプルなものだからこそ、爪の太さや角度、配置する位置によってそれらを変えたり絞り込んだり、チェーンの太さとのバランス、長さ、石座に取り付ける位置。

ちょっとした違いで出来上がりの表情が大きく変わります。

すべてが長年の経験の上で美しく繊細に見えながら、安心してお使いいただけるもの。そして色んなお召し物に合わせてお使いいただけることを前提にお仕立ていたしております。

お客様とご一緒に、最上のジュエリーをオーダーでお仕立てさせていただいております。

まずはお問い合わせフォームからご相談ください。