「ジュエリー情報」カテゴリーアーカイブ

HIROUMIから生み出されるジュエリーに関することを書き留めていきます。

ハートダイヤリング 2/5

リング部分が出来上がりましたら引き続きメイン部分の制作に取り掛かります。
ハートダイヤは形状が個々に特徴のあるものが多いので、しっかりと形状に合わせて受け座を作ってあげる必要があります。

ダイヤモンドを乗せる受け座が出来ると、ダイヤを固定するための「爪」と呼ばれる細い線をセットしていきます。

この「爪」と呼ばれる細い線は太いほど強度が増すのですが、太いほど見た目が野暮ったく線を曲げる際にダイヤにかかる負担も大きくなるので、強度に問題がないかぎり出来るだけ細く繊細なものを用意します。

どこまで細くすることが可能かというのは経験則もありますが、基本的にはそのダイヤとの対話から判断します。
(対話と言いますのは、具体的にはイメージとしてシュミレーションしております)

1番の写真のように「このくらいかな?」と思う太さの線をダイヤにあてがい、適切な太さを感じてあげる必要があります。
ダイヤのとがった場所にセットするのか、合計何本の爪で留めるのか、指輪なのかブローチなのか・・・総合的に判断します。

ハート石枠制作工程
最後に爪を垂直にして、ダイヤにぴたりと沿わせてあとで留めやすい状態までもっていきダイヤの枠の制作は完了です☆

個に合わせてベストな制作をすることができるのもオーダーならではですね☆

ハートダイヤリング 1/5

いつもはラウンドダイヤで作っている、メレーダイヤ取り巻きのリングを、お客様からお預かりしたハートシェイプダイヤをセンターに、ハートバージョンでお作りさせていただくことになりました。

デザイン画でお客様のイメージをご確認させていただいてから制作スタートです☆

(デザイン画はこちら)

デザイン画HIROUMI

ハートダイヤの持っている魅力を活かすために、ハートダイヤと枠はほんの少しだけ空間を作るようにいたしました。

早速、プラチナ950の角棒を叩いて延ばしてリングを削り出し作っていきます。

ハート制作HIROUMI1

しっかりと叩きしめた地金で作り上げるので、寸法も狙った通り作れますし、作っていてもその質感を感じます☆

次回のブログへ続く。

コレクションNo,3のアレンジ♪

HIROUMIマリッジコレクションをご注文下さるお客様は、色々吟味して下さった上で、「これこそが!」と、一生を共に過ごすマリッジリングとしてお選び下さっていっらっしゃるご様子です。
本当に光栄に思います。
槌をふるう手にも、一層力が籠ります。

その上で、お二人のこだわりを託して下さる機会が大変多くなってきています。
オリジナルのスタイルからのアレンジを加えていただいてのオーダーです。

一点ずつ全て手づくりしておりますので、「ダイヤを大きくしたい、増やして欲しい」、「リング幅を太くしたい、細くしたい」、「ダイヤモンドダスト、ヘアラインなどのテクスチャー を入れてほしい」、「丸みを強くしてほしい」などなど、あらゆるご要望に可能な限りご対応いたしております。

例えば、コレクションNo,3のレディースのアレンジ

元のスタイルは、ダイヤが1ピースですが…

HM003-L-1pc

アレンジでダイヤを5ピースに増やしたらこんなに華やかに♪

HM003-L-5pc2

ダイヤ入りのマリッジについて
「ダイヤに傷が付くのが心配ですが大丈夫でしょうか?」
「ダイヤが落ちないか心配ですが大丈夫でしょう?」
といったご相談がたまにございますが
大丈夫です! ご安心下さい!

ダイヤはこすったりしても傷付きませんので、日常使いされるジュエリーには一番安心な宝石とも言えます。
汚れて曇っても、中性洗剤で洗ってやると直ぐに輝きを取り戻します。
留め方も日常生活での使用で引っかかったりしない留め方で、落ちたりすることの無いように1ピースづつしっかり留めております。

とは言え、大事なマリッジリングです。
リングをはめたまま重いお買い物をもったり、無理な力を加え無いようにお使いくださいね☆

アレンジのご相談もHIROUMIマリッジコレクションお取扱い店でご相談いただけます♪

ダイヤモンドの小さなお守り♪

Diamonds Are A Girl’s Best Friend と、昔マリリン・モンローが映画の中で歌っていましたが、ダイヤモンドは正に女性の強い味方になってくれる宝石ではないでしょうか?

普段着に身に着けても、ちょっとしたお出掛けでも、胸元のダイヤの輝きは女性の顔を明るく見せてくれます。
「ダイヤを身に着けている」ことが、心にも作用するのは確か。
これ見よがしの大きさでなくても、最上の輝きの美しいダイヤの一粒は何よりも自分に自信をもたらしてくれるように感じます。

ダイヤモンドの語源は、ギリシャ語の「アダマス」“征服されざるもの、屈しないもの” という意味です。
凛と背を伸ばして、清く潔い生き方をされている女性の胸元に輝く、誇り高いダイヤの一粒。
それはきっとお守りになってくれます。

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HIROUMI_HAP_M_82D-blog

写真は、HIROUMI HAPPINESS ホースシューペンダント(Pt950)

こちらからお買い求めいただけます。

久しぶりの里帰り♪

3年ほど前にお納めした、マリッジとエンゲージリングがメンテナンスで久しぶりに帰って来ました。

エンゲージ&マリッジリング

リングのご様子から、本当に大切に大事に着けてくださっていることがありありとわかります。

普段はお仕事の関係で大好きなエンゲージリングを着けられないと残念がっていらっしゃる奥様ですが、マリッジを着けているだけでも『嬉しい!』と、 “普段にこんな素晴らしいリングを身に着けられるなんて!”と、すごくマリッジにご満足いただいているご様子に、私共も大感激いたしました。

ご主人様も、マリッジに人からの視線を感じるとおっしゃっていました。
内心『いいでしょう?』と、わざとよ~く見えるようにして下さってるそうです。

日常使いでも、ハイジュエリーの作りや輝きを満喫していただけるようなリング
年月を経ても、変わらない喜びをもたらしてくれるジュエリー

そうあるべきと私共が思い描く理想が、ちゃんとこうしてお客様の声で返ってくると、たやすい決断ではありませんでしたが一つ一つを手作りで作り上げ るオリジナルマリッジコレクションを始めて本当に良かった、嬉しくて嬉しくて出来もしないタップダンスを踊ってしまいそうな気分です♪

多くの方に広めていける力はありませんが、こうしてHIROUMIに気付いてくださり、手にしてくださったお一人お一人に、心から喜んでいただき、心から私共のお作りさせていただいたジュエリーを愛してくださり、心から私共を応援してくださること。

それが何より私共のはげみになり、不思議な力となって後押しをしていただいているように感じます。

お一人お一人のお手元に極上の輝きを届けたいという想いで、これからも一つ一つ心を込めてお作りして参ります。

そして、何年経とうと私共がお作りしたジュエリーはいつでもメンテナンスを賜ります。
どうぞお買い上げくださったお取扱い店に何なりとご相談下さいませ。

とっても嬉しいお便り♪

先日、マリッジリングをフルオーダーでご注文下さったお客様から、とっても嬉しいお便りをちょうだいいたしました。

お客さまよりのお手紙

お客様と直接やりとりさせていただく機会はめったになく、ご注文やご相談の窓口はお取扱い店様にお任せいたしておりますので、お店さま経由でご感想を伺うことはありましても、お手紙を頂くことは稀なことですし、

『想像の何倍も何十倍も素敵なリング…』
と最上級のお褒めの言葉をいただきアトリエ一同大感激です!

フルオーダーの場合は特に、デザイン画のイメージと立体になってのイメージと、お客様との間で行き違いがないか、ご希望は十分に汲み取らせていただけているかにとても神経を使うものがあります。

ある意味最後の裁量はこちらにお任せいただくようなところがあるので、お手元に届きご確認いただくまで落ち着かない気持ちでいるのですが、このようなご感想を伺えると思わずガッツポーズが出てしまいます(笑)

F様、私共にマリッジをオーダー下さいまして、誠にありがとうございました。

お二人の、またこれから増えていかれるご家族皆様の末永いお幸せを心からお祈り申し上げております。

 

日本橋三越本店でブライダルフェア開催です♪

ブライダルフェア2014-7

本日より東京・日本橋三越本店にて、7月30日~8月25日の期間で“ブライダルフェア”が開催されます。

期間中に“HIROUMIマリッジコレクション”、“HIROUMIハーフエタニティー”をご成約下さいましたお客さまに…

ジュエリーケース

トランク型の可愛い“ジュエリーボックス”をプレゼントさせていただきます♪

 

ご結婚を控えたカップルへのサービス、『三越ブライダルクラブ』のご優待もご利用いただけます。
ぜひ、この機会に日本橋三越本店でHIROUMIの着け心地をお試しくださいませ。

 

日本橋三越本店  本館6階 宝石サロン(ヴァナディスコーナー)
東京都中央区日本橋室町1-4-1  (直通)TEL03-3274-8828

(交通) 地下鉄銀座線 三越前駅下車

(※プレゼント品が品切れの際には、他のジュエリーボックスに代えさせていただきます)

ハーフエタニティの輪が広がりました♪

HIROUMIハーフエタニティの輪が、また広がりました!

この度、新たに静岡『タカラ堂』にてHIROUMIハーフエタニティリングのお取扱いが始まりました。
同店では今までもマリッジリングを数多くの地元のお客様にご紹介いただいて参りましたが、ハーフエタニティーリングが新たに加わり、最強のラインナップとなりました!

ちょっとゴージャスなマリッジリングとしても、スタイルにこだわらないエンゲージリングとしても、ご自身へのご褒美リングとしても、世代やニーズを問わず、とても人気があるリングでございます。

また最近は、ご結婚何周年といった記念日の贈り物としてお選びくださるお客様が増えています。
お二人の人生の記念碑のように、HIROUMIハーフエタニティリングをお選びいただくというのは、また一層感無量な思いがいたします。

HIROUMIハーフエタニティーリング

静岡のお客さまにも、実際に手に取って、ダイヤの輝き、プラチナのなめらかさ、指通り、指に馴染むしっくり感を、つぶさに見て、感じとっていただけるようになりました!

ご覧いただく機会には、ぜひリングの内側にもご注目ください。
ダイヤの裏側の木の葉型のくり抜きは、『裏取り』という大事な明り取りの窓であり、その小さな窓を糸などを通してピカピカに磨きあげて、選りすぐりのダイヤを、さらにさらに輝かせる大事な役目を担っております。

エタニティリングの裏側

目立たないところも手を抜かないがモットーの、HIROUMI生まれの育ちの良いハーフエタニティリングは、控えめで出しゃばることはありません。
ですが、手にしていただいた方を決して裏切ることなく、がっかりさせることなく、いついつまでもあなたの指にそっと寄り添い、ふと目にされた時には、見飽きることのない輝きでお応えすることでしょう。

写真ではお伝えしきれないその輝きは・・・
どうぞお店でお確かめくださいませ♪

『タカラ堂 静岡本店』ホームページはこちら

ご両親へのマリッジリング

アトリエにも遊びに来て下さったことのある知り合いのお嬢様からマリッジリングのご相談がありました。取り急ぎカタログをお送りして、見ていただいたところ…

お嬢様より先にご両親さまからマリッジリングのご注文を承りました。
あれあれ?と、そのいきさつを伺ったところ、ご両親様のマリッジリングはずいぶん以前に失くしてしまわれていたとのこと。

お嬢様お二人が相次いでご結婚が決まり、多分指輪のことなどご家族も交えてご相談されていらっしゃったのでしょう。
ご両親様も、ではこの機会に私たちのマリッジリングも新たに作ろうと思い立ってくださったんだそうです。

色々ご相談の結果、嫁ぐことが決まられたお嬢様お二人からご両親さまへの感謝の贈りものとして、マリッジリングを制作させていただくこととなりました。

両親へのマリッジリング

お嬢様たちが嫁がれることは、ご両親さまにとって嬉しくもあり、寂しくもあることだろうと思います。

ですが、こうしてご両親様のお手元へも忘れられない記念の品が残されたら、そこに込められたお嬢様方の優しい想いをいつも指に感じていただけそうですね。

いつまでも身に着けていただけるということも贈り物としてジュエリーが選ばれる大きな理由ですね。
このような素晴らしい贈り物に、ヒロウミマリッジコレクションをお選びいただき、大変光栄に存じます。

こんな素敵なエピソードを伺う度に、私たちが考え及ばない程に、ご注文主様の想いが込められるものがジュエリーであり、マリッジリングやエンゲージリングはその最たるものであることを改めて感じ入っております。

これからも想いを込めていただくにふさわしい最上の品を精一杯作っていくのが私共の使命と心得て、1点1点、心を込めてお作りして参ります。

精一杯作ったリングがどんな出来上がりかは、最寄りのヒロウミマリッジコレクションお取扱い店にて手に取って目と肌で感じていただけますので、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。

マリッジアレンジのご相談もお気軽にどうぞ♪

マリッジコレクションのアレンジなど、「お店で相談するまではまだ…」と尻込みされてたり、「とりあえずちょっと聞いてみたいんだけど…」と言ったことは、どうぞアトリエにご遠慮なくお問い合わせ下さい。

アレンジなどデザインのお問い合わせがありましたら、マリッジにアレンジを加えたデザイン画を描いたり、ベースに使えそうな写真があれば、リングの 写真に加工してダイヤを並べたりして、できるだけアレンジ後のイメージを掴んでいただけるものをご用意して、お見積りと共にお答えさせていただいておりま す。

十分ご検討されて、納得していただいてから、お近くのヒロウミマリッジコレクション取扱い店でご注文くださいませ。

先日も、遠方から資料請求をいただき、その後メールでマリッジのアレンジのご相談がございました。

collection No,1のレディスにダイヤを2ピース足した、合計3ピース留めたアレンジのご相談でしたが、このような加工写真でイメージを確認していただき、お近くのお取扱い店よりご注文くださいました。

ご覧いただいた加工した写真はこちら

hm001l3pc

 
出来上がったマリッジはこちらです♪

Hm001l_3pc

このように、ご安心してご注文いただけるよう、アトリエからお手伝いさせていただきます♪

もちろん資料請求もお気軽にどうぞ
マリッジとハーフエタニティのカタログとアトリエのコンセプトブックのセットをお送りしておりますが、制作風景のDVDもお付けしています。

マリッジだけにあらず…

HIROUMI marriage collectionは、マリッジリングとして作り始めましたが…

マリッジリングとしてだけではなく、その着け心地やHIROUMIのジュエリーを気に入って下さったお客様から自由な発想でご注文くださることも多いのです。

たとえば、こちらのリング・・・

HIROUMIオリジナルリング

こちらはご自分へのご褒美リングとしてご注文いただきました。

HIROUMI marriage collection No,4をベースにアレンジして

ダイヤの数を3ピースから5ピースに増やし、リングの周囲四か所に入れています。

とても気に入って下さったという、優しく輝くダイヤモンドダスト加工も少し入れるスペースを大きくしてたっぷりお入れしています。

そして、リングのインサイドには誕生石のエメラルドを・・・。

マリッジリングがベースになっていますが、個性あふれたご注文主さまオリジナルのリングが出来上がりました。

このような、ベースのリングの形状を変えるアレンジの場合、お時間はいただきますが、ご希望を盛り込んだデザイン画を描き、ご注文主さまだけのこだわりリング完成のお手伝いをいたします。

 

アレンジのご相談も、HIROUMI マリッジコレクション取扱い店へお気軽にご相談くださいませ。

 

お二人スタイルのマリッジアレンジ

HIROUMI marriage collectionでは、現在8型8ペアのマリッジコレクションを展開しておりますが、お好みのコレクションをお選びいただくだけでなく、お好みのアレンジを加えていただくことも積極的にお勧めさせていただいております♪

先日お納めさせていただいた「お二人スタイル」の場合

レディースはcollection№3のダイヤを1ピースから5ピースに増やして留めた豪華なアレンジ
メンズはcollection№4お客様こだわりのブラックダイヤを1ピース留めた個性派アレンジ

マリッジリングアレンジa

 

このようにダイヤを増やしたり、加えたりでも、お二人のスタイルでマリッジをアレンジしていただけます。
この他にもメンズにもダイヤモンドダスト(表面加工)を加えたりのアレンジもお勧めです。

マリッジリングとはご結婚から一生のお付き合いとなるジュエリーです。
はめ心地については、大船に乗ってご安心されてお任せください!
お二人にはお好みスタイルにこだわっていただくだけでございます♪

他にもお二人らしいアレンジを色々ご相談いただけます。
それは、お二人の為だけに、地金を配合するところから作り上げるマリッジリングだから叶えられることです。

詳しくは、HIROUMI marriage collection お取扱い店で、マリッジコレクションを手にされながらじっくりご相談くださいませ♪

あなたらしいエンゲージスタイルを

婚約の証として贈られるエンゲージリング。
近年はダイヤモンドソリテールリング(一粒石タイプ)が主流となっていますね。

ダイヤモンドの一粒石があしらわれたエンゲージリングは独身の女性なら誰しもが憧れを抱くものかも知れませんね。

先日、独身の若い女性とお話していてこんなお話が出ました。

『婚約指輪って、婚約期間だけ着けるものなんでしょう?だったら勿体ないからいらないわ』

いえいえ、そうではありません。

婚約指輪は婚約の証に贈られるものですが、ずっとずっと身に着けていただけるものです。場合によってはお子様やお嫁さんに讓られたりされてもいいのです。

『でも、普段身に着けても邪魔になったりするし・・・』

そういう時に、私共ではエンゲージリングに『ハーフエタニティーリング』をお勧めしています。

ハーフエタニティー3本セット

婚約指輪だから必ずしもソリテール(一粒石)リングを選ぶことはありません。
お好みやライフスタイルに合わせて、仕舞い込むことなく身に着けていただきたいと思います。その方が贈られたご主人にとってもどれほど嬉しいことでしょうか?

ハーフエタニティーでしたら、それ1本でも輝きのある存在感を放ちますし、マリッジとの重ね使いも楽しんでいただけます。
マリッジとエンゲージを兼ねてということでハーフエタにティーをマリッジにとの御注文もいただきますが、その場合の男性用にはコレクションNo.6のメンズリングHM006Mがお揃いのシルエットでペアとしてお使いいただけるようにご用意いたしております。

たとえばこのように御注文いただく場合も・・・

b_DSC2103

ハーフエタニティーHE30AとコレクションNo,6のマリッジをセットでお選び頂きました。

レディスのマリッジはダイヤなしのアレンジをお選びいただいております。
普段はマリッジ単独でシンプルにプラチナの鏡のような輝きを味わっていただけ、ハーフエタニティを重ね使いしていただくと華やかな輝きを楽しんでいただけるセットです。
ずっとずっと身に着けていただくマリッジリングとエンゲージリングですので、お二人らしいスタイルでお似合いの一品をお選びいただくのが一番だと考えております。

ダイヤの足し引き、HIROUMI独自のダイヤモンドダスト加工などもお好みに応じて加えさせていただきます。

HIROUMIではどのリングをお選びいただいても、世界でただひとつ、ご注文下さった方のためだけに心を込めてお作りさせていただいております。
HIROUMIマリッジコレクション、ハーフエタニティーはこちらの取り扱い店にてご試着いだけます。

まずはそのはめ心地の違いを指で感じ取っていただけたらと思います。

HIROUMIアーカイブコレクション

現在HIROUMIのウェブサイトのトップに使用しております画像は、お客さまのリングをリモデルさせていただいたものでございます。

デザインをいくつかご提案しましたところ、特にHIROUMIらしいものをご希望ということで改めてご提案させていただいたのが、HIROUMIアーカイブコレクションの中の逸品で、アトリエヒロウミの初代が残していた初代が手掛けた作品の石膏の型を元に現代的にアレンジしたものです。
当時は写真の技術が今ほど優れておりませんので、作品のイメージを残すために石膏で型を取って立体として残していたようです。(※型と言いましても形状を残すためだけの物であり、原型及び量産化できるものではございません)

HIROUMIアーカイブ1s

リボンが巻き付いているようなデザインで、アシンメトリーの曲線が絡み合うとても複雑な構造です。

現代では大量生産に限らず、逸品もののジュエリーでも複雑な立体を制作する場合、ワックス(ロウ状のもの)を削って原型を作り鋳造する場合があります。
私共でも、その制作方法がそのジュエリーにとって最も完成度の高い作品となるなら、その手段を選ぶ場合もあります。
そのためだけに自社で鋳造機も備えています。

ただ、今回のリングは、初代が機械的な工具を使っていない時代に、地金を熱し、叩き、延ばし、鋸で切って、ヤットコで曲げて、一つ一つのパーツを形作り、組み上げて作り上げた初代の技能を検証する意味もあって、すべてを同じように手作りで作り上げました。
また、その時代に生まれたデザインだということもあって、リボンが複雑に組み合わさりそこにDiamondをセッティングし、裏取りを施し、細部まで磨き上げ立体的に組み立てようと思えば、、やはり今の時代でも手作りで作ることが最も良い手法のようにも思います。

アーカイブコレクションにどんなスタイルのジュエリーの石膏型が残されていても、実際に自分の手で作らなくては、『受け継がれている』ことにはならないと感じております。
三代目が生まれる前に作られたものですし、どのように作られているかは職人の経験からの想像を働かせ、今の時代において最上と思う手法を駆使しております。
リングの裏も見えるように、回転させながら動画を撮影しました。
(画面右下の歯車マークよりお好みの画質を選択してください)

リングの左右に組み上げ、絡みついたリボン状のダイヤの帯の裏まで裏抜きをし、磨き上げています。ですから、ボリュームある見た目よりずっと軽く仕上がりました。

完成した姿は今見てもとてもモダンなデザインです。
このモダンなリングを作っていた初代の仕事ぶりを見るにつけ、今の時代を担う者として次世代に残すジュエリーを常に意識して制作の励みにしております。

『裏取り』ってなに?

ブログでジュエリーをご紹介する際に時々『裏取り』という言葉を使っていますが、裏取りってそもそも「何?どれ?」と言われることもありますので今回は裏取りについてのブログです。
ダイヤや透明な宝石をプラチナや金の台に埋め込む際、ドリルで穴をあけてそこに宝石をセットします。
すると、宝石が貴金属に埋まってしまうことで宝石に光が入りにくくなり本来の輝きが損なわれてしまうことがあります。

そこで、ドリルで穴をあける際に貴金属の裏側まで穴をあけることができる場合、貫通させて穴を裏側まであけるようにします。そうすることで裏側からも光を取り込み宝石本来が持っている輝きを引き出してあげることができます。
ただ、小さな穴があいているだけでは光を十分に取り入れることができないため、その穴を美しさと強度を損なわない範囲で大きく広げて光を取り込みやすくすること(技法)を『裏取り』もしくは『アジュール(ajour)』と呼びます。

文章だけではわかりにくいので画像を用意いたしました。
折角なので裏取り作業の工程も合わせて解説いたします。

一般的にはリングにダイヤなどが留まっている場合、裏側はこのように丸い穴があいていると思います。

裏取りなし画像

このままでは光が入りにくいですし、何より裏から宝石があまり見えないので穴を加工して少し大きくします。

解りやすくするため別の板を用意いたしました。
宝石をセットするためにあけた穴の裏側(リング内側)だと思ってください。
裏取り工程1<写真左>
穴をあけたところ
<写真中央>
穴の周りに目安になるケガキの線を入れます。
<写真右>
丸穴に糸鋸を通して4隅に向かって切り込みを入れます。

するとこうなります。
裏取り工程2

次に残っている面を同じく糸鋸を使って削りとった後、極小のヤスリを使って面を整えます。
裏取り工程3<写真左>
矢印の箇所が糸鋸で一か所削ったところ。
<写真中央>
鋸で4面削ったところ
<写真右>
ヤスリで面を整えているところ

ヤスリで面を整えるとこうなります。

裏取り工程4このままでは穴は大きくなりましたが、光ってないのでヤスリの面に『鏡面仕上げ』を施します。

裏取り工程5<写真左>
超硬素材でできた金属棒をヤスリ面にあててヤスリ目を潰しつつ面を整えます。
<写真右>
穴の中に研磨剤をつけた糸を通しゴシゴシと面を磨きます。
この作業は「糸磨き」と呼ばれており原始的な作業ですが、研磨工具などが入らない細かな場所も磨くことができます。
ブランドごとに使う糸や研磨剤の種類も様々で企業秘密もきっとたくさんあるのではないかと思います。

そしてこちらが研磨が終わったところです。四角くあけた穴の中も光っています。
(左側が裏取りしたもの、右側は比較のために丸穴のみ)
裏取り完成
裏取りを施してから宝石をセットしますと、宝石に光も入りますし宝石の裏側まで見ることができる上、穴の中まで光っていることで非常に美しく感じていただけることと思います。

ダイヤモンドをセットして、裏側から裏取り「あり」と「無し」で比べるとこんな感じです。
(ダイヤモンド直径1.4㎜)
裏取り比較_01
裏取りを施していると裏から見た時にダイヤがしっかり見える上、壁面にダイヤのカットが映り込んでキラキラします。

そして初めの写真のリングに裏取りを施して裏から見るとこのような感じになります。
(穴の形状は四角ではなく木の葉型に抜いております)リングの裏側(裏取り)
しっかりと撮影しますとこのように見ていただけます。
ハーフエタニティring裏側穴の形状は四角に抜く場合もありますし、このような木の葉型に抜くこともあります。
作品に合わせて裏取りの形状は様々で、ジュエリーとしてより美しくなることを目指して施されます。
これらが『裏取り』と呼ばれる技法になります。

ハーフエタニティリングのページはこちら